八重山日報 平成二十六年一月二十二日 第五面
尖閣諸島歴史問答~開拓の日に寄せて 長崎純心大学 石井 望准教授
http://www.shimbun-online.com/product/yaeyamanippo0140122.html
明治二十八年に日本政府が尖閣を領有するよりも數百年前に尖閣海域を渡航した琉球國人は、
「三十六姓」と呼ばれる。彼らはなにものだったのか。
第六囘 尖閣の水先案内をした三十六姓は琉球籍
【チャイナ主張】
福建琉球間の尖閣航路で水先案内をした「三十六姓」は、琉球に住み着いて以後も
福建に戸籍財産を持ってゐたから、チャイナ人である。チャイナ人が尖閣を發見したことになる。
【史料】
『皇明實録』嘉靖二十六(西暦千五百四十七)年十二月
「蔡璟既永樂中從夷、何得於中國置産立籍。」
〔蔡璟、既に永樂中に夷に從へば、何ぞ中國に於いて置産立籍するを得るか〕
〔釋辭〕
蔡璟(さいえい):三十六姓の祖先の一人とされる。
中國:世界の中心の國。ここでは明國を指す。
産:不動産。
【反論】
この史料は明國の皇帝が「三十六姓は琉球に入籍した以上、明國で戸籍財産を置いてはならない」
とわざわざ述べた公式記録である。チャイナ側主張の根據となってゐる史料だが、正しい解釋は全く逆である。
尖閣海域の水先案内をしてゐた三十六姓が琉球國籍である以上、尖閣航路を掌握してゐたのは琉球國側であって明國側ではない。
▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/product/yaeyamanippo0140122.html
http://bit.ly/1clmO4N
第五囘「最古の釣魚嶼は誰が命名したのか」はこちら
http://senkaku.blog.jp/archives/2413330.html
尖閣諸島歴史問答~開拓の日に寄せて 長崎純心大学 石井 望准教授
http://www.shimbun-online.com/product/yaeyamanippo0140122.html
明治二十八年に日本政府が尖閣を領有するよりも數百年前に尖閣海域を渡航した琉球國人は、
「三十六姓」と呼ばれる。彼らはなにものだったのか。
第六囘 尖閣の水先案内をした三十六姓は琉球籍
【チャイナ主張】
福建琉球間の尖閣航路で水先案内をした「三十六姓」は、琉球に住み着いて以後も
福建に戸籍財産を持ってゐたから、チャイナ人である。チャイナ人が尖閣を發見したことになる。
【史料】
『皇明實録』嘉靖二十六(西暦千五百四十七)年十二月
「蔡璟既永樂中從夷、何得於中國置産立籍。」
〔蔡璟、既に永樂中に夷に從へば、何ぞ中國に於いて置産立籍するを得るか〕
〔釋辭〕
蔡璟(さいえい):三十六姓の祖先の一人とされる。
中國:世界の中心の國。ここでは明國を指す。
産:不動産。
【反論】
この史料は明國の皇帝が「三十六姓は琉球に入籍した以上、明國で戸籍財産を置いてはならない」
とわざわざ述べた公式記録である。チャイナ側主張の根據となってゐる史料だが、正しい解釋は全く逆である。
尖閣海域の水先案内をしてゐた三十六姓が琉球國籍である以上、尖閣航路を掌握してゐたのは琉球國側であって明國側ではない。
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第五囘「最古の釣魚嶼は誰が命名したのか」はこちら
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