- 尖閣480年史 - いしゐのぞむブログ 480 years history of Senkakus

senkaku480 石井望。長崎純心大學准教授。笹川平和財團海洋政策研究所島嶼資料センター島嶼資料調査委員。日本安全保障戰略研究所研究員。内閣官房領土室委託尖閣資料調査事業特別研究員。 御聯絡は長崎純心大學(FAX 095-849-1894) もしくはJ-globalの上部の「この研究者にコンタクトする」  http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200901032759673007 からお願ひします。 


 昨日(平成27年12月28日)、日韓間で慰安婦問題につき口頭で成された合意について、進展が有った。アメリカの聲明の内容である。
 そもそも鄙見では慰安婦は大きな問題ではない。他國は日本よりも惡劣にやってゐたのだから、七十年もたてば小さな問題だ。小さな問題を 日本の左翼と韓國側とが共に大きくして、日本の愛國派がそれに抗議することで更に大きくしてゐる。騷ぎたい人々に騷ぐ材料を提供してしまってゐる。
 今囘の日本は強制連行を明確に否定せず、軍の干預といふ不明瞭な言辭(所謂玉蟲色)で誤魔化したので、合意で述べられたやうな「最終的不可逆的解決」にはなり得ないだらうと私は思った。韓國が文書化を拒否し、日本は口頭合意を許容したのだから、猶更である。教科書などでは樣々な惡影響が出るだらうと思はれた。
http://www.sankei.com/life/news/151229/lif1512290013-n1.html
 しかし今日になって米國が出した聲明は、日韓兩國に合意の誠實な履行を求め、國際社會の支持をも求めた。米國の要求にもとづいて日本が今後なすべき事は、十億圓基金設立だけである。一方、韓國政府は大使館前の慰安婦像移轉などを履行し、國内の狂氣に立ち向かって行かねばならない。米國の要求に韓國がどれだけ逆らへるか。中々逆らへないだらう。
http://www.sankei.com/politics/news/151229/plt1512290016-n1.html
http://mainichi.jp/articles/20151229/k00/00e/030/274000c
 そして米國は國際社會の支持を求めたのだから、歐米各國の教科書で一方的に韓國寄りの記述は排除されるだらう。排除されない時には日本として抗議する根據ができた。各國はこれを記載する場合にかなりの配慮を要することとなる。米國内の慰安婦像についても米國社會が一方的韓國を支持することは無くなるだらう。誠實な日本に對して狂氣の韓國は次第に孤立する。
 要するに事は米國次第だ。今なほ米國がジャイアン(ドラえもんの)なのである。安倍首相らは米國と緊密に聯絡しつつ愼重に事を進めたことが窺へる。口約束となったのは、最後の最後、武士の情け、「韓國大統領を續けてもいいよ」といふ意味になる。さうでないと朴槿惠(ぼくきんけい)政權が持たない。

 しかい問題はそこには無い。全く異なる。それは尖閣だ。慰安婦問題では日本軍の善意の干預などが有ったことは確かであり、賣春婦の存在まで否定されるわけではない。一方の尖閣では、チャイナは五百年間完全にゼロなのだ。漢文史料を仔細に分析すれば分かる。尖閣の遙か西方に歴代チャイナ國境線が存在し、尖閣航路を琉球人が導してゐた。發見命名者は九九分の確率で琉球人だったと推測できる。私がこれまで著書論文報導を通じて明らかにしてきたことだ。
 ところが安倍政權も歐米各國も、尖閣古史こそチャイナが完全にゼロであることを理解せず、幾分かの歴史的な何かがチャイナにも有ったと誤解してゐる。日本の愛國派の中にも、チャイナが發見命名したと誤解する人が多い。そして古史を無視して現代國際法だけを主張する傾向が極めて大きい。
 これは完全に誤った方向だ。このままでは國際社會は尖閣で百パーセント日本を支持することなく、せいぜい七對三で支持するまでだらう。國際輿論の壓力の下、安倍首相が今度の日韓慰安婦合意のやうなことを、尖閣についてもしてしまふ虞れが極めて大きい。これは絶對に有ってはならぬことだ。尖閣を半分づつ分けるとか、共同管理するとかいったことは、歴史の正義に完全に反する。
 我々は尖閣に於いて、既に國際法及び現代史料で完全勝利してゐるのだから、七對三の三の部分まで國際輿論の支持を得るためには、尖閣古史をオールジャパンで語らねば駄目だ。尖閣は百對ゼロでなければ意義を成さないのだ。日本のため、全國民の協力をお願ひしたい。



關聯リンク:
今日の日韓ショックよりも APEC尖閣合意の衝撃こそ大きかった
http://senkaku.blog.jp/2015122851324432.html
有權者は政權支持か否かの擇一をやめよ 尖閣抛棄か否か監視せよ
http://senkaku.blog.jp/2015122851340881.html
慰安婦の件で怒る人々 尖閣古史の嘘に怒らず 安倍政權に防衞意志無し
http://senkaku.blog.jp/2015122951378084.html

ケリー



 尖閣に於ける愛國的漁業活動を阻止したのは海上保安廳が惡い。安倍さんは惡くない。小笠原で珊瑚を守れなかったのは憲法が惡い。安倍さんは惡くない。APECでは六分四分で勝ったから安倍さんの失策ではない。武裝したチャイナ海警船が領海を侵犯しても撃退しないのは憲法が惡い。安倍さんは惡くない。産業革命遺産で徴用を強制連行と認めたのも外務省が惡い。安倍さんは惡くない。さう信じて來た人々がゐる。私は安倍政權の動きを三年間見て來て、當然惡いのは安倍首相自身だと分かってゐた。國民の愛國心を利用して支持率を高めてゐるだけだ。
 憲法改正に期待する人もゐる。私は期待してゐない。尖閣は單なる防衞だ。意志を實行に付すれば防衞できる。現憲法に抵觸しない。逆に意志薄弱ならば幾ら憲法を改正しても防衞できない。安倍政權が憲法を改正した後も、チャイナ海警を撃退することは無いだらう。今やらないのに、その時になって俄かにやる筈が無い。
 私は正直な處、慰安婦の件に關心は無いし、史實も確認してゐない。他國は日本よりも惡劣にやってゐたのだから、七十年もたてば小さな問題だ。小さな問題を日本の左翼と韓國側とが共に大きくして、日本の愛國派がそれに抗議することで更に大きくしてゐる。騷ぎたい人々に騷ぐ材料を提供してしまってゐる。
 ただ昨日(平成二十七年十二月二十八日)の慰安婦合意で分かったことは、安倍政權が愛國派ではないことだ。勿論私自身は前から分かってゐたが、世間の人々も昨日でやっと分かっただらう。愛國派でない安部首相が、チャーチルのやうに斷然たる意志を以て尖閣を防衞するか。する筈が無い。チャイナ政府にもそのことが良く分かっただらう。意志があるならば安倍首相は就任の翌日に石垣島に中古レーダーを設置した筈だ。それすら三年間しなかったのが安倍政權だ。從って尖閣危機は目前に迫ってゐる。尖閣喪失は終に現實となる。
 今すべきことは、チャイナが尖閣を發見も命名もせず、五百年間文化的にも完全にゼロだったといふ眞實を、日本國民が理解して世界にも理解させることだ。昨日で目醒めた人々が今度こそ支持してくれるだらう、と思ってフェイスブックに書いたが、どうも反應は冷たい。どうやら愛國派日本人は、韓國に對する意地にばかり熱心で、尖閣喪失をさして憂慮してゐないらしい。
 これでは駄目だ。愛國派日本人も安倍政權もマスコミも、尖閣古史に關心無く、防衞意志も無い。もう尖閣喪失は近い。

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今日の日韓ショックよりも APEC尖閣合意の衝撃こそ大きかった
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有權者は政權支持か否かの擇一をやめよ 尖閣抛棄か否か監視せよ
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釣魚島是中國的




 フェイスブック・ツイッターが凄い勢ひだ。安倍政權の日韓慰安婦合意に對する失望で溢れかへり、安倍政權以外に誰を支持したら良いのかといふ嘆きも多い。それでも左翼を利すること無きやう、安倍首相を信じようといふ人も少數ながら存在する。
 私はもともと、そんな弱々しい有權者ではいけないと思ってゐる。どの政權であらうと、ひたすら支持することは有り得ない。政權は國民・經團聯・アメリカなどの顔色を見てゐる。天秤にかけてゐる。自民黨でも民主黨でも同じことだ。經團聯・アメリカが尖閣を捨てろと言ふならば、國民が大聲で反對しなければ、政權は尖閣を捨てる。
 讀賣・産經も國民の味方ではない。兩紙は政權の顔色と國民の顔色とを伺ってゐるだけだ。國民が慰安婦に關心を集中してゐれば、兩紙は尖閣古史を報じない。政權を批判する國民の聲が無ければマスコミは誤魔化しの日々を續けるだけだ。愛國政權にも愛國マスコミにも監視が必要だ。
 安倍氏が自民黨總裁に選ばれ、首相に就任する前の平成二十四年十一月、三島由紀夫の愛國忌の後の宴で、司會者が「安倍首相を支へるために、小さな失策は批判せぬやうにしませう」と言った。西尾幹二氏がすぐに大聲で反對をとなへ、「安倍首相の失策も批判せねば駄目だ」と發言した。西尾氏の考へ方が健全である。もちろん私は西尾氏の言ふことに何でも贊同するわけでなく、ただこの點で贊同するだけだ。
 要するに我々は精神が自立してゐなければ迷子になる。自分の支持する議員に對してものを言ひにくいぐらゐならまだ良いが、議員が安倍首相を支持してゐるから安倍首相を批判しない、といった弱々しい精神では國の針路を誤る。
 丁度學界の勢力爭ひみたいなものだ。理系なら答案が明瞭に出ねばならぬから誤魔化しは効かぬが、文系はとても理系の手法で確定的結論を出せない複雜系だ。そこには必ず純粹學術でなく、、學界の有力者の説だから引用して贊同しておくとか、自分に目を掛けてくれた先輩の説だから支持するといった政治的力が働く。眞理は忘れ去られる。それは個々の研究者の精神が弱いからだ。學界のお附き合ひなど完全に無視する強い精神が必要だ。勿論さういふ研究者は孤立する。それでも良いではないか。論文に眞理を書いておけば、死後に必ず理解される時が來る。
 自己激勵となってしまった。最後に聲を大にして言ひたい。國民は尖閣歴史戰に勝つために聲を揚げよ。尖閣四百八十年チャイナゼロを世界が理解すれば、世界が尖閣防衞を支持する。世界が支持し、國民の大聲が有れば經團聯に勝てる。それが無ければ政權は尖閣を捨てる。尖閣喪失の日は近い。

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日韓岸田



261107八重山一面

 フェイスブック・ツイッターなどで、本日の日韓慰安婦合意に對する怒りが爆發してゐる。みなさん激しい衝撃を受けてゐる。しかし私の見方は違ふ。私にとっては昨年(平成26年)十一月上旬のAPEC尖閣合意の衝撃が遙かに大きかった。
 今日はもう過去になった。過去はもう仕方ない。私は預測してゐた。慰安婦よりも、尖閣を喪失したらどうするのか。次を警戒しよう。尖閣喪失の世界史的衝撃は慰安婦の比ではない。安倍さんはこのままではずるずると尖閣を喪失する。早めに國民が尖閣常駐などを強く要求する聲を揚げないと。
 尖閣喪失の時は近い。この年末年始に海警が尖閣に突撃し、安倍首相は撃退せず抗議するだけで終るだらう。私の危懼だ。世界史が動いてしまふ。
 安倍政權は經團聯から多額の獻金を受け取り、わざわざ記者會見で感謝してゐたから、この結果は預測できた。さういふ政權なのだ。それより尖閣が大切だ。全國民、次なる安倍の裏切りに警戒せよ。
 私にとって何故慰安婦より尖閣が大きいのか。それは尖閣史四百八十年といふ長さのゆゑだ。古典の時代について中華思想の嘘で利用するのは赦せない。東洋文明の擔ひ手の一人として赦せない。
 そして、世界情勢としても尖閣が重要だ。尖閣を喪失したら第一列島線が大きく東に三百キロメートル移動するのだ。世界史が動くのだ。

關聯リンク:
有權者は政權支持か否かの擇一をやめよ 尖閣抛棄か否か監視せよ
http://senkaku.blog.jp/2015122851340881.html
日韓慰安婦合意 インターネットで安倍首相支持不支持の諍ひ
http://senkaku.blog.jp/2015122951417911.html
日韓慰安婦合意 安倍外交を支持する。 それよりも尖閣古史の正義貫徹を要求せよ
http://senkaku.blog.jp/2015122951394085.html
慰安婦の件で怒る人々 尖閣古史の嘘に怒らず 安倍政權に防衞意志無し
http://senkaku.blog.jp/2015122951378084.html


寄稿:
國民新聞261225ss


八重山2014年1108四面S


岩川隆
   ▲作家岩川隆


 毛澤東は日本に對して情報提供など協力してゐた。日本からは上海の岩井英一を通じて資金が提供されてゐた。このことを初めて明らかにしたといふ主旨の書を遠藤譽女史が刊行し、英國BBCのインタビューに取り上げられ、臺灣などの各媒體を賑はせてゐる。
http://www.bbc.com/zhongwen/simp/world/2015/12/151225_japan_professor_book
http://news.ltn.com.tw/news/world/breakingnews/1551445
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20151116-00051441/
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20151124-00051731/
https://www.youtube.com/watch?v=ctPjI9MmcL4

 はてな。現代チャイナに關心を持たぬ私でも前にどこかで聞いたやうな話だ。そこでインターネット檢索。

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甦れ美しい日本 第153号
□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2008年1月5日 NO.153号)
  ☆☆甦れ美しい日本☆☆
佐藤 守      大東亜戦争の真実を求めて 146
http://melma.com/backnumber_133212_3955295/
他方、毛沢東はその裏で日本とも取引をしている。1939年9月、独ソ不可侵条約が締結され、スターリンが日本とも取引する恐れが出てきた頃、毛沢東は日本の情報部とも長期にわたる親密かつ極秘の協力関係を結んでいる。それは蒋介石に対する破壊工作を強化し、共産党軍を日本の攻撃からから守るためであった。
「中国共産党側の工作責任者は潘漢年、日本側は上海副領事で幹部情報将校の岩井英一だった。潘漢年は、『日本陸軍、憲兵隊、警察職員各位、本証の所持人に関する照会は全て日本総領事館に寄せられたい』と書かれた日本の特別な身分証明書を与えられた。延安と直接接触できるよう、岩井の自宅には延安から無線技師が派遣されたが、これは『危険すぎる』として実際に使われることはなかった。
 潘漢年は、蒋介石軍の交戦能力、蒋介石と中国共産党との軋轢や列強各国との関係、香港や重慶で活動中の英米スパイのリストなどの情報を岩井に提供した。こうした情報は日本から高く評価され、中には在中国日本大使が『狂喜した』ほどの情報もあったという。一九四一年一二月に日本が香港を攻撃した際には、岩井が中国共産党スパイの撤退を支援した。潘漢年が岩井に約束したように、スパイの一部はそれまでどおり日本に情報提供を続け、それ以外のスパイは上海へ移動して『われわれの[和平活動]を支援する』ことになった。[和平運動]とは、中国を降伏させるための日本の非軍事攻勢である。中でも目立った組織は『興亜建国運動委員会』で、潘漢年が発足を手伝い、日本が資金を出し、組織の人材は共産党の地下党員が中心だった。中国共産党は日本を使って国民党を背後から襲わせたのである」

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http://hayasoft.com/hiko/paradox/other/source/up1620.txt
日本軍との密約
1939年9月、毛沢東は日本の情報部と長期にわたる親密かつ極秘の協力関係を結んだ。蒋介石に対する破壊工作を強化し、共産党軍を日本の攻撃からまもるためである。中国共産党側の工作責任者は潘漢年、日本側は上海副領事で幹部情報将校の岩井英一だった。潘漢年は日本の特別な身分証明書を与えられ日本軍支配地域内での行動の自由を得る代わりに、蒋介石軍の抗戦能力、蒋介石と中国共産党との軋轢や列強各国との関係、香港や重慶で活動中の英米スパイのリストなどの情報を岩井に提供した。こうした情報は日本から高く評価され、なかには在中国日本大使が「狂喜した」ほどの情報もあったという。中国共産党は日本を使って国民党を襲わせたのである。

中国共産党との取引
中国共産党の工作員であった潘漢年は国民党の情報を日本軍に提供する代わりに在上海日本総領事館の特別な身分証明書を与えられていた。提供されたのは蒋介石軍の抗戦能力、蒋介石と中国共産党との軋轢や列強各国との関係、香港や重慶で活動中の英米スパイのリストなどの情報で、なかには在中国日本大使が「狂喜した」ほどの情報もあったという。更に潘漢年は日本側の諜報活動責任者の影佐貞昭中将に取引を申し出てきた。共産党は日本軍の補給線である鉄道を攻撃しない。代わりに日本軍は農村に展開する共産党軍を攻撃しないというものである。

日本との秘密停戦
華中で日本との停戦が実現した。共産党の新四軍が鉄道を攻撃しないかわりに日本軍は農村地域に展開する新四軍を攻撃しないというものである。この取引は何年も続き、日本軍の鉄道は問題なく運行され、一方で新四軍は静かに勢力を拡大していった。

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『特務機関長 許斐(このみ)氏利 - 風淅瀝として流水寒し』
牧久著  ウェッジ社 平成22年。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1088
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB03936877
岩川隆は『新版・日本の地下人脈――政・財界を動かす陰の力』(光文社)の取材で、昭和一三年から一九年まで上海領事館の副領事を務め、情報収集のための「岩井機関」を率いていた岩井英一に会った。岩井はこんな話をしている。
「ざっくばらんに言いますとね、おおよそ、あの時代に“上海”を舞台に“なにか”をやっていた人間たちはみな、他人に言えない”部分“を持っていたんですよ。(略)同じ運命のもとに上海に流れてきたというような気持を抱いている。それだけに前歴を問うことはタブーなんですよ。どこの生まれでどこの学校を出たかぐらいは問わず語りに喋るでしょうが、かんじんのところになると、ぼかしてしまう。ほんとうのことは本人しか知らないのです」

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『日本の地下人脈 : 政・財界を動かす「陰の力」』
岩川隆 著  光文社文庫 1986年
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001791847-00
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN14292158
舊版は1983年11月、新版は1986年。


『回想の上海』  岩井英一著
「回想の上海」出版委員会, 1983.8
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN06635805
岩川の書の直前に刊行されてゐる。

遠藤女史の新たな發見ではないやうに見える。その方面に詳しい人なら分かってゐるだらうから、興味のある人は確認してみて欲しい。


以前書いた、王毅「南シナ海二千年」發言。
http://senkaku.blog.jp/archives/40185271.html
史料は『異物志』。
http://senkaku.blog.jp/archives/40734863.html
もう三十年以上も前から中華人民共和國で主張されてゐる。とりあへず『異物志』を引用してゐるのは、浦野起央・田澤佳昭共著「南海諸島をめぐる國際紛爭史」1至4。平成5至6年。日本大學『政經研究』第三十卷一號至四號所載。
http://ci.nii.ac.jp/naid/40002027885
https://opac.seinan-gu.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=12&bibid=3003002557

http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/recordID/2000059029

當該箇所のコピーを取った。
http://ci.nii.ac.jp/naid/40002027888

http://ci.nii.ac.jp/naid/40002027897

http://ci.nii.ac.jp/naid/40002027901

その後また『異物志』を引用したのは、
『南海諸島國際紛爭史 : 研究・資料・年表』 浦野起央著 刀水書房, 1997http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA32595193

http://www.tousuishobou.com/kenkyusyo/4-88708-200-2.htm

https://opac.seinan-gu.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=2001143215

http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/recordID/1000368525

である。これも當該箇所のコピーを取った。著書購入は自分の研究費には高價だが、今度純心で購入するやう推薦書に入れて置かう。
南海諸島國際紛爭史

 さて、肝心なのは内容だ。いづれも『異物志』についてほぼ反駁してゐない。他にも反論はこれまで存在しなかった。南支那海史料を研究してゐる嶋尾稔氏も

http://user.keio.ac.jp/~shimao/

『異物志』に論及は無い。 最新刊の嶋尾稔「七洲洋に関する覚書」、『慶応義塾大学言語文化研究所紀要』(46), pp.391-418, 2015-03
http://ci.nii.ac.jp/naid/40020433436

の中でも論及は無い。

 ブログ「幻想諸島航海記」を公開する長谷川亮一氏

http://homepage3.nifty.com/boumurou/island/11/Manrigashima.html

も『異物志』について浦野氏の著述を紹介するだけで、チャイナ側見解と大差無い内容だ。

 新刊書も出てゐる。浦野起央著『南シナ海の領土問題 : 分析・資料・文獻』三和書籍、平成二十七年六月。

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB18993910

http://www.sanwa-co.com/wp/173/

http://www.amazon.co.jp/dp/4862511732

これを最近入手して閲覽した。かなりチャイナ側の論法を鵜呑みにした書である。『南州異物志』に論及は無い。

 長谷川亮一『地図から消えた島々 : 幻の日本領と南洋探検家たち』でも、異物志に言及は無い。吉川弘文館、平成二十三年刊。

http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB05657590

 そこで先日やっと、私が反論を出すことができた。

臺灣『民報』:假歷史又來了!中國發現南海諸島兩千年之説闢謬

http://senkaku.blog.jp/2015122250862826.html

急ぎ英譯・和譯を自費で作成しよう。日米政府に採用して頂きたい。私が出したといっても、研究そのものは過去の饒宗頤・陳佳榮兩氏の成果だ。これまで南海論爭の中で兩氏の論文は全く顧みられなかった。チャイナに都合の惡いものをわざわざ顧みる筈が無い。日米は危機感を持って研究してゐないから顧みない。


 昨夜(12月25日)、BS日本テレビ「深層ニュース」で、森本敏氏(元大臣)曰く、「南海二千年とかの史料を引っ張り出して」云々。竹中平藏氏(元大臣)曰く、「自分に都合の良い史料ばかり引っ張り出すのは、どこの國でもお互ひにやり合ってること」と。

ビデオ1時間50分40秒

https://www.youtube.com/watch?v=So39x3npdyo#t=1h50m40s

ビデオ1時間54分30秒

https://www.youtube.com/watch?v=So39x3npdyo#t=1h54m30s

ビデオ55分20秒。

https://www.youtube.com/watch?v=tHavkYDfqKs#t=55m20s

ビデオ57分15秒

https://www.youtube.com/watch?v=tHavkYDfqKs#t=57m15s

 兩氏とも全くチャイナの思ふ壺にはまってゐる。チャイナ南海二千年の歴史は完全に嘘であって、引っ張り出してゐるのではない。二千年前の當該史料には、「外國の先進的鐵甲船が南海諸島を發見した」と書いてある。都合の良い史料でなく、都合の惡い史料だ。

 「どこの國も互ひにやり合ってゐる」のはイスラエルや東歐など複雜で長い歴史がある場合だ。チャイナは全然違ふ。チャイナの場合は單なる嘘だ。嘘なのに「互ひにやり合ってゐる」と言ってもらった時點でチャイナは大勝利だ。




普悠瑪

臺灣鐵道のプユマ(普悠瑪)號の車輛が日本から到着。
http://cwhung.blogspot.tw/2015/12/blog-post_25.html

 このプユマ號に私は今年平成二十七年九月に往復乘車した。往路は臺北驛で正午ごろに切符を買ってすぐに乘らうとしたら、平日なのに賣り切れてをり、三時ごろの指定席を買って乘った。全席指定で、東岸の玉里まで三時間で到着するといふ快速だ。玉里は花蓮と臺東との間に位置する。復路も切符が買へないやうでは困るので、玉里の窗口で二日後の復路切符を求めると、何と、賣り切れ。普悠瑪は大變な人氣だ。止むを得ず、花蓮までの普悠瑪、下車して三十分待って花蓮から臺北までの普悠瑪に乘り換へるといふ切符を買った。
 玉里からタクシーで三十分ほどで民宿「三仙臺の浪」に到着した。
http://sanxian.travel123.tw/
宿主に切符の事を話すと、宿主曰く、
「普悠瑪の切符は地元の人でも中々買へませんよ。」
筆者曰く、
「そんなに人氣があるなら何故普悠瑪を増便しないのですか。」
宿主曰く、
「普悠瑪は日本の車輛でないと駄目なのです。日本からの輸入がまだ屆かないので増便できないと聞きます。」
と。筆者曰く、
「新幹線でもないのに、ただの特急でそんなに日本の車輛が役立ちますかね、日本も大したものだ」
と。半信半疑であった。今、上記のブログなどを見ると、どうやらかなり良い車輛らしい。是非皆さんも普悠瑪に乘って「三仙臺の浪」を訪れて欲しい。
 プユマ(普悠瑪)といふのは豹の類のピューマ(puma)かと思ったが、さうではなく、ウィキペディアによると卑南(臺東)の古語で「大王」の義であるとのこと。普通の普、悠然の悠、瑪瑙の瑪でワープロを打つと良い。
 「三仙臺の浪」の宿主はアミ族の人で、とてもとても面白い人物だった。この人の詳しい話は、また他日このブログに書きたい。




http://www.peoplenews.tw/news/e226b0f0-698c-48c7-b914-17da65230fe4
http://www.msn.com/zh-tw/news/other/%E5%81%87%E6%AD%B7%E5%8F%B2%E5%8F%88%E4%BE%86%E4%BA%86%E3%80%8C%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E7%99%BC%E7%8F%BE%E5%8D%97%E6%B5%B7%E8%AB%B8%E5%B3%B6%E5%85%A9%E5%8D%83%E5%B9%B4%E3%80%8D%E8%AA%AA%E4%B9%8B%E9%97%A2%E8%AC%AC/ar-BBnNMe3
https://tw.news.yahoo.com/-043526033.html

臺灣『民報』
假歷史又來了!「中國發現南海諸島兩千年」說之闢謬
石井望 (長崎純心大學副教授) 2015-12-22 12:25

道藏神丹經哲學計劃
    ▲《正統道藏》第582冊,洞神部眾術類《神丹經》卷下第八葉,攝自「中國哲學書電子化計劃」。

2016台灣大選將近,蔡英文當選後對南海問題的取向如何,漸漸成為關心點。我們先看中國國家主席習近平到處宣稱自古管轄南海。但所謂「自古」,有多少年呢?

去 (2014)年6月,一個解放軍將領曾在國際會議上主張南海主權超過兩千年,當時《讀賣新聞》一位記者問我:他們根據什麼史料那麼囂張?我說沒有覈實過, 可那一定是吹牛,凡是他們想弘揚中華,沒有不吹牛的。今年8月6日,中國外交部長王毅在東南亞出席外長會,也聲稱:「中國發現、命名南海諸島已有兩千年。 近年中國的權利雖受損害,保持了極大克制。」

後來美艦巡航南海,10月27日中國駐美大使崔天凱接受CNN採訪,「倚老賣老」的諷刺美國,說:「很久以前還沒有美國。」CNN主持人無言以對。

王毅發言後,我查看了該國外交部網頁,原來「兩千年」之說是指東漢楊孚《異物志》的一句「漲海崎頭」,亦即南海山礁。然而根據饒宗頤、陳佳榮、吳永章等教授的研究,這不是東漢《異物志》的字句,而是三國吳時的萬震《南州異物志》佚文,年代差了兩百年。

東漢楊孚《異物志》已佚,其中會不會有一段與《南州異物志》相同的字句呢?目前沒有一條證據顯示如此,嚴謹的史學家不能隨意提前兩百年。

可是年代並不重要。關鍵是上下文還完全否定了中國主張的「中國人發現、命名南海諸島」之說。

要尋覓萬震《南州異物志》上下文,在《神丹經》及《太平御覽》等古籍中分別錄有佚文,依饒、陳兩教授研究,原句大約可還原如下:「句稚國,去典遜八百里,有 江口,西南向。東北行,極大崎頭,出漲海。水淺而多磁石,外徼人乘大舶,皆以鐵葉錮之,至此崎頭,礙磁石不得過。皆止句稚,貨易而還也。」(詳盡考證請參看饒、陳兩教授論文)

這段大意,是說貨船航線從馬來半島西側的句稚、典遜兩國而來,經過麻六甲海峽,進入漲海,約相當於南海。該處海水淺,礁石多,因國外的商舶是鐵甲裝錮的,喫水很深,不能駛過,所以都停留在馬來半島西岸,貿易貨物,完了就西還。

此文所包含的訊息是,古時外國的鐵甲大船已嘗試進入南海,發現許多礁石。我們知道,鐵甲船是先進的,無非是波斯、希臘、羅馬等大帝國所擁有。羅馬暴君卡利古拉的兩艘裝甲船很著名,據說沉沒在羅馬近郊的內米湖底,從中世紀以來進行發掘五百年。1931年,在義大利首相墨索里尼命令下,終於吊上船身,安置博物館中,隨後又捲入戰事燒毀。

至於中國呢,古代沒有一則擁有鐵甲大船的記載。《南州異物志》既然說「外徼大舶」用鐵葉裝固,那前提是國內船隻沒有鐵甲的。這條記載源自遠方外國人所帶來的南海地理訊息。若論誰先發現南海諸島,自當歸功於西方先進文明中的人,與中國政府主張恰恰相反。………全文見『民報』:
http://www.peoplenews.tw/news/e226b0f0-698c-48c7-b914-17da65230fe4


相關部落格文:
CNN「古い地図を持ち出すべきでない」 南沙古地図があると思いこんで
http://senkaku.blog.jp/2015120449376439.html
巨星・饒宗頤氏の論文 三國時呉國の萬震『南州異物志』佚文 二千年の嘘
http://senkaku.blog.jp/archives/40734863.html
南シナ海諸島發見命名二千年 王毅外相公式發言 日米の反駁は
http://senkaku.blog.jp/archives/40185271.html



其餘鏈接:
2014
6月,解放軍副總參謀長王冠中:南海主權超過兩千年。 http://www.cna.com.tw/news/acn/201510270132-1.aspx
http://www.economist.com/news/essays/21609649-china-becomes-again-worlds-largest-economy-it-wants-respect-it-enjoyed-centuries-past-it-does-not

 

201586日,外長王毅:中國發現、命名南海諸島已有兩千年。
http://udn.com/news/story/6809/1107706

 

20151027CNN。駐美大使崔天凱:「很久以前還沒有美國勒。」 http://mnews.tvbs.com.tw/world/detail.html?s=news-623573

 

饒宗頤〈太清金液神丹經(卷下)與南海地理〉 西元1970年《香港中文大學中國文化研究所學報》第3卷第1期。
http://public.dha.ac.cn/Content.aspx?id=983907320776&Page=5

 

陳佳榮〈漲海考〉,《中央民族學院學報》西元1982年第1期,頁6164 http://www.nssd.org/articles/Article_Read.aspx?id=1002764231

 

吳永章《異物志輯佚校注》,廣東人民出版社西元2010年印行。
http://www.amazon.cn/dp/B003ZC4D8A

 

《正統道藏》第582冊,洞神部眾術類,《神丹經》卷下第八葉
http://ctext.org/library.pl?if=gb&file=99808&page=81

 

《太平御覽》卷790〈句稚國〉條。鮑崇城刊本,嘉慶23年序,日本國會圖書館藏。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2551316/10

 

《太平御覽》卷988〈磁石〉條。鮑崇城刊本,嘉慶23年序,日本國會圖書館藏。 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2551326/49

 

羅馬內米湖卡利古拉古船(倣繪) 維基百科 
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nemi_gelo4.jpg


日本古地圖選集韓國刊

書名「日本古地圖選集」  일본고지도선집
刊行者:我が文化を育てる會 우리문화가꾸기회
刊行年 2015年
http://search.ksinmun.com/view/c/3000/138927.html


http://www.mcst.go.kr/web/s_data/corporation/corpView.jsp?pSeq=2396
법인체 구분(法人體 區分)     사단법인(社團法人)
소관부서(所管部署)     문화정책과(文化政策科)
법인체명(法人體名)     우리문화가꾸기회(我が文化を育てる會)
설립일(設立日)     2008.06.05.    
대표자(代表者)     서영훈(徐英勳)
시도명(四道名)     강원(江原)
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전통문화의(傳統文化の) 복원과(復元と) 체계화를 위한(體系化のための)
각종(各種) 전시회(展示會) 및 발표회(及び發表會) 기최 등(企催等)
http://www.mcst.go.kr/web/s_data/corporation/corpView.jsp?pSeq=2396


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