- 尖閣480年史 - いしゐのぞむブログ 480 years history of Senkakus

senkaku480 石井望。長崎純心大學准教授。笹川平和財團海洋政策研究所島嶼資料センター島嶼資料調査委員。日本安全保障戰略研究所研究員。内閣官房領土室委託尖閣資料調査事業特別研究員。 御聯絡は長崎純心大學(FAX 095-849-1894) もしくはJ-globalの上部の「この研究者にコンタクトする」  http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200901032759673007 からお願ひします。 


凾館灣附近の繩文土器。凄いなあ。

歴史系総合誌「歴博」第103号
連載「歴史の証人-写真による収蔵品紹介-」
北海道に暮らした縄文人の遺産-落合計策縄文時代遺物コレクション-
凾館茂邊地繩文土器1
凾館茂邊地繩文土器3
凾館茂邊地繩文土器2

 領土は神聖不可侵の核心的利益だと、チャイナは輕々しく言ふが、その内實が日本とは全く異なる。繩文文明は沖繩本島と擇捉島まで。北千島と宮古八重山は繩文から發展した琉球文化とアイヌ文化。それがほぼそのまま現代日本の領土なのである。
このやうに悠久の歴史ある領土こそ神聖不可侵と呼ぶに値ひする。チャイナは黄河文明と長江文明とで全く異なる民族文化であり、そもそも黄河文明の領域は極めて小さく、後に侵掠により擴大した。現在でも黄河流域の言語「官話」なるものは長江以北にしか分布しない。
http://senkaku.blog.jp/archives/19112464.html
チャイナにとって領土なるものはそもそも神聖不可侵ではなく、「侵奪不神聖」であらう。まして領土外の尖閣及び南沙は言ふまでもない。神聖不可侵の核心的利益なる語を輕々しく虚構にあてはめる國は、そもそも信頼に値ひしない。


 ギルバート氏が移民自身の立場で考へるのは分かる。しかし我々は日本人の側から考へねばならない。我々の關心は今度の法案の細部でなく、結果的にどうなるかである。細部で移民に差別などの無きやう萬全を期するのは政府の責任として當然であるから、しっかりやるべきだ。そこはギルバート氏の正論である。
 しかし我々にとって最大の問題は結果的に日本社會がどうなるかである。ギルバート氏の論點は政府がしっかりやるべきことで、日本人にとって最大の關心事ではない。日本人にとって最大の問題は以下の通り。
 まづ、移民の人數が現状でも既に多すぎる。二十年前の水準に戻すべきだ。ギルバート氏及び親族はその少人數の枠内に當然とどまる。全く心配要らない。日本から見て有益と考へられる移民だけを日本が受け容れる。受け容れ決定權は日本國民・日本政府に在る。
 旅行査證(ビザ)で國ごとに基準を分ける考へ方を、そのまま移民(一年以上)にも宛てはめるべきだ。
最も緩やかな基準として上記リンクのビザ免除國があり、一昔前まではチャイナ人が日本の査證を取得するのは極めて困難であった。毎年人數制限もあった。
 同じく移民についても國ごとに異なる基準を設けるべきである。まづ、日本の領土につき自國の領土だと主張する國からは基本的に移民不可能な嚴しさにすべきだ。何故なら領土はチャイナ政府の言ふ通り神聖不可侵の核心的利益である(※注)。當然日本も他國の領土を侵してはならない。前提として尖閣は他國の領土ではないことを完璧に證明する道義的責任が日本にある。私はその責任を道義的に果たすために努力してゐる。數百年の歴史の大嘘をついてまで他國の領土を詐取しようとする行爲は、斷然容赦してはならない。  
 單なる僻地の領土と思ふなかれ。領土といふ基準に照らせば、チャイナ、韓國、ロシアからの移民が極めて少數に限定される。結果として日本にとって極めて良い。この三國ともに強力な情報組織を持ち、他國の内政に密かに干渉する噂が絶えない。チャイナ・ファシズムが世界に輸出されようとしてゐる今、水際で止めねば日本は危ふい。この基準ではギルバート氏は味方となり、敵にならないので心配ご無用である。
 なほこの基準では臺灣からも移民できなくなる。臺灣からの移民基準を緩やかにしておくためには、人數制限を臺灣との交渉で緩めたり嚴しくしたりすれば良い。
 日本は一流國であるから、日本自身が世界基準を作って行くべきである。歐洲の移民基準が緩やかだからとて日本が眞似る必要は全く無い。世界に例の無い日本だけの制度を大いに作るべきである。それが合理的であれば世界が眞似るだらう。
 以上については、今次國會で審議されてゐる法案と全く關はり無い。現法案は移民基準を緩める法案であるから、そもそも廢案にすべきである。ギルバート氏の主張するやうな法改正は別途進めるべきである。ギルバート氏自身がフェイスブック下方コメント欄で「問題を分けて議論しないといけません。
問題は現在の法案と関係なく取り組まなければならない」等、發言してゐる。その通り、今度の法案とは關係ないのである。今度の法案は廢案にすべきである。
 下はギルバート氏フェイスブック發言のリンク。
 全文引用したい處だが、フェイスブックは會員制であり、無制限公開とも言へないので、リンク先でご覽頂きたい。
ギルバートフェイスブック

※注:追記。
 神聖不可侵の核心的利益なる語をチャイナは輕々しく使ふが、その内實が全く異なる。繩文文明は沖繩本島と擇捉島まで。北千島と宮古八重山は繩文から發展した琉球文化とアイヌ文化。それがほぼそのまま現代日本の領土なのである。
このやうに悠久の歴史ある領土こそ神聖不可侵と呼ぶに値ひする。チャイナでは黄河文明と長江文明とで全く異なる民族文化であり、そもそも黄河文明の領域は極めて小さく、後に侵掠により擴大した。現在でも黄河流域の言語「官話」なるものは長江以北にしか分布しない。
http://senkaku.blog.jp/archives/19112464.html
チャイナにとって領土なるものはそもそも神聖不可侵ではなく、「侵奪不神聖」であらう。まして領土外の尖閣及び南沙は言ふまでもない。神聖不可侵の核心的利益なる語を輕々しく虚構にあてはめる國は、そもそも信頼に値ひしない。

參照:
ドイツの移民問題。若者にお金が流れない。
この例を舉げるまでもなく、移民問題の苦惱は報導などでいやといふほど分かってゐる筈だ。

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玳瑁。
玳瑁龜説川口鼈甲店


長崎の鼈甲。玳瑁(たいまい)。
今日の大學院の授業で李時珍の「本草綱目」の玳瑁を
取り上げたが、北宋・蘇頌を引いて「必自搖動」
としてゐるのが不可解であった。
そこで蘇頌「本草圖經」(逸書)の逸文を見ると
「帶びる」云々とあるので理解できた。
玳瑁甲を攜帶してゐれば、毒に出逢ったときに振動して
警報してくれるのである。但し屍で得たものや
煮込んで形を整へて器にしたものは靈驗なし。
「本草綱目」では「帶びる」云々が脱落してゐる。
古書にはかういった事がままある。來週の授業で補はう。

以下、北宋・蘇頌「本草圖經」の逸文二則。

明・劉文泰 「本草品彙精要」卷二十九、蟲魚部・瑇瑁:
「圖經曰、生嶺南山水間、今亦出廣南、蓋龜類也。
惟腹背甲皆有紅點斑文。
其大者如盤、身似龜、首嘴如鸚鵡者是也。
入藥須生者爲靈、帶之亦可以辟蠱毒。
凡遇飲食有毒、則必自搖動。
其自死及煮拍爲器者則不能。神矣。」
(故宮珍本叢刊、海南出版社、第370冊、康熙四十年進呈鈔本)
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/kanseki?record=data/FA019705/taggedKokyu/0720005.dat
嶺南の山水の間に生ず、今は亦た廣南に出づ、蓋し龜の類なり。
ただ腹背の甲、皆な紅點の斑文あり。
その大なる者は盤の如し。身は龜に似て、
首と嘴とは鸚鵡の如き者これなり。
藥に入るに須らく生ける者を靈となす、
これを帶びれば亦た以て蠱毒を辟すべし。
凡そ飲食に毒あるに遇へば、則ち必ず自ら搖動す。
その自死せる及び煮拍して器となせる者は則ちあたはず。神なり。
故宮珍本叢刊370本草品彙精要玳瑁

劉文泰 「本草品彙精要」について、ことばんく。
https://kotobank.jp/word/-1593053


真柳誠「中国本草と日本の受容 」
『日本版 中国本草図録』巻9、218-229頁、東京・中央公論社、1993年8月
 明代は多様な本草書が著された。そのうち劉文泰らの『本草品彙精要』(1505)と、
李時珍の『本草綱目』(1590)が最も代表的である。
『本草品彙精要』は宋以後で初の勅撰本草であるが、
採色図があるため明清代では刊行に至らず、
中華民国になって初めて絵図ぬきで活字印刷された。
http://square.umin.ac.jp/mayanagi/paper01/honzojuyo.html


宋・唐慎微「證類本草」卷二十「蟲魚部・上品」四庫全書本。
宋・唐慎微「證類本草」卷二十「蟲魚部・上品」四庫全書本。
「圖經曰、瑇瑁生嶺南山水間。今亦出廣南。蓋龜類也。
惟氣背甲皆有紅㸃斑文。其大者有如盤。
入藥須生者乃靈、帶之亦可以辟蠱毒。
凡遇飲食有毒、則必自搖動。死者則不能。神矣。」

圖經に曰く、瑇瑁は嶺南の山水の間に生ず。
今は亦た廣南に出づ。蓋し龜の類なり。
ただ氣(腹)背の甲、皆な紅㸃の斑文あり。
其の大なる者は盤の如き有り。
藥に入るるに須らく生ける者にして乃ち靈なり。
これを帶びれば亦た以て蠱毒を辟すべし、
凡そ飲食に毒あるに遇へば、則ち必ず自ら搖動す。
死せる者は則ちあたはず。神なり。

關聯:
「龜筒」。


小野蘭山「本草綱目啓蒙」玳瑁。



 ロシアと交渉すること自身に贊同できません。四島か二島かといふ「利」の問題ではありません。利の問題であるならば、日本は孤立するアメリカを徹底的に助けて、クリミア、南支那海、ウイグルチベット南モンゴルなどなどの領土領域問題で全てロシアとチャイナの反對側に立つべきです。さうすればロシアとチャイナが孤立し、利を求めて日本にすり寄って來ます。何故逆に日本からすり寄るのでせうか。
 日本の教科書は、北方領土どうかうでなく、千島列島の繩文文化として堂々と取り上げるべきです。ここ數十年の繩文研究により、繩文文化領域と現代日本との一致度の高さが明らかになってゐます。その繩文の地を返還する筈のない、ロシアといふ國そのものの恐怖を理解させる教育が必要です。「沖繩そのものをアメリカが返還しない」くらゐの問題として意識せねばなりません。現在は單なる領土問題扱ひだから、ロシアとうまくつき合って返還してもらはうみたいな意見が出て來ます。

擇捉島繩文土器
擇捉島繩文土器2
   ▲擇捉島の繩文土器。

 考古學の成果としては、中部千島から繩文遺跡ありとのことです。または南千島の擇捉からが繩文だといふ見解もあるやうです。そして繩文を承けたアイヌ文化は北千島最北端の占守(しむしゅ)島まで及んでゐたさうです。カムチャッカ半島にもアイヌ人がゐたさうです。アイヌ語の起源は不明ですが、アイヌ人が繩文人であることは血縁的にも考古學的にも明らかになりつつあります。
 琉球と竝列すれば、繩文文化は沖繩本島と擇捉島まで。北千島と宮古八重山はその後の琉球文化とアイヌ文化。どちらも日本なのです。眞珠灣攻撃の出航地、單冠灣(ひとかっぷわん)は擇捉島中部です。繩文の祖地からアメリカに戰ひを挑んだのです。

日本を救った「占守島」の真実 ironna特輯  
https://ironna.jp/theme/435

「1945年、占守島…日本を分断から救った男たち」早坂隆   
https://shuchi.php.co.jp/rekishikaido/detail/2637

池上彰も「驚くべき史実」と語る占守島の戦い
https://ironna.jp/article/2415

上原卓、2013年祥伝社新書『北海道を守った占守島の戦い』

以下、千島列島の繩文文化について最新の論文。

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(3)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , スコヴァティツィーナ V.M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 3, 163-178, 2018
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol3/

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(2)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , スコヴァティツィーナ V.M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 2, 83-110, 2017
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol2/

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(1)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , 竹原 弘展 , スコヴァティツィーナ V. M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 1, 53-72, 2016
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol1/

「北方島文化研究會」2000年3月11日発足
第3回研究会(2001年1月27日)
「続縄文時代の骨角牙製釣針」 福井淳一  
「カムチャッカの調査報告」 右代啓視

「択捉島に 地元の子ら、縄文住居復元 考古学調査きっかけに」
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月13日 北海道朝刊
 北方領土の択捉島で昨年、日本の学術交流団体によって確認された縄文時代の遺跡について、現地の子供たちでつくる「先史文化探検隊」(26人)が結成され、遺跡の保存などに取り組んでいる。同島を含む北方領土の先史時代の研究は、日露の学術交流で2005年に始まった。今後の交流を進める環境づくりとして期待されている。今年度のビザなし渡航事業で、11日まで同島を訪れていた北海道博物館の学術交流訪問団(右代啓視(うしろひろし)団長)が記者会見で明らかに…

2016.7.24.釧路新聞
https://pbs.twimg.com/media/DjCFhjoUwAEKRhH.jpg
釧路新聞20160714國後繩文


「中華文明の考古學」飯島武次編  同成社, 2014.3
内:右代啓視 「北方四島の考古学的研究」.   pp.409-424.
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB15060302
長崎純心購入すべし。


「縄文の布 : 日本列島布文化の起源と特質」
尾関清子著  雄山閣, 2012.12 
(閲覽濟。pp.176-185「近隣地域の編布」章で、
 千島最北部占守島アイヌ編布を論じる。オホーツク文化。)


「縄文時代 : その枠組・文化・社会をどう捉えるか?」
山田康弘, 国立歴史民俗博物館編 吉川弘文館, 2017.3 
(閲覽濟。繩文文化の北限は擇捉までとする。右代氏見解と異なる。
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB23200236


右代啓視 2014講演 「新・千島紀行-発見された千島列島の先史文化-」.
函館市北方民族資料館、函館市文化・スポーツ振興財団.
右代啓視20141026新千島紀行発見された千島列島の先史文化

右代啓視新千島紀行

右代啓視「千島列島における人類活動史の考古学的総合研究」(3)
(北海道博物館研究紀要3,  2018)では、
右代啓視2014「新・千島紀行-発見された千島列島の先史文化-」について、
「確実に中部千島までは縄文文化晩期、続縄文文化の遺跡が存在すること、
さらにオホーツク文化は北千島まで拡がりをもつこと、
アイヌ文化はこの地域に特徴的にみられる内耳土器が
カムチャツカ半島南部まで拡がりをもつこと、
チャシ・コツは北千島まで拡がりをもつことを指摘してきた。」

と自ら述べる。講演であるが、詳細記録が公開されてゐない。
最初は講演でなく論文かと思って搜した。
函館市北方民族資料館に問合せた處、講演だったと分かり、
上の圖像も入手できた。しかし講演詳細記録が無い。
詳細の公開されないものを引用されると中々苦勞する。
今度右代先生ご本人から詳細記録を頂くべく問合せよう。


以下某個人頁より。
 千島列島における縄文遺跡の発掘から、北海道から伝播した縄文文化は、少なくとも列島中間に位置する新知島(シムシル島)まで及んでいることが分かっている。列島最北端の占守島(シュムシュ島)、その直南の幌筵島(パラムシル島)では縦穴住居、貝塚、北海道のオホーツク文化に属する遺物が発見されている。占守島の住民はアイヌ語を話していたことが分かっている。また、カムチャツカ半島南部では、寛永通宝、擦文文化、アイヌ文化に特徴的な内耳土鍋が発掘されている。これらのことから、縄文人やアイヌ民族は北海道から千島列島を渡りカムチャツカ半島南部まで入植していたことが分る。1696年にカムチャツカ半島南部に進出したロシア人は、この地で陶磁器、漆器、木綿服その他の高度な技術で作られた日本製品に接している。カムチャツカ半島南端に住むアイヌ民族を、後にロシアはクリル人と呼び千島列島をクリル諸島と名付けた。千島列島全島にアイヌ語の名称が付けられている。
http://afthistory.info/ryodo.htm










     自民党の活動 > 会議情報
自民党で開催している各種委員会や部会、識者を招いた勉強会などの会議開催情報をご覧いただけます。2018年11月20日(火)
    ◆政調、外交部会・外交調査会・領土に関する特別委員会合同会議
      8時(約1時間) 702
      議題:竹島・尖閣諸島の周辺海域における韓中の動向について
自民301120尖閣


中日新聞  2018年11月20日 13時45分
「自民、尖閣・竹島で対策強化要請 領土特命委、政府側に」
 自民党は20日、「領土に関する特命委員会」などの合同会議を党本部で開き、沖縄県・尖閣諸島や島根県・竹島を巡る中国、韓国との対立に関し、関係省庁を横断するプロジェクトチームを設置して対策を強化すべきだと政府側に要請した。周辺海域での調査拡大も求めた。
 特命委の新藤義孝委員長は会議後、韓国の海洋調査船が15日に竹島周辺の日本領海内に侵入した事案に触れ「こうした動きが広がらないように対策を打つのは日本として当然のことだ」と記者団に強調した。(共同)





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NHK紅白出場グループTwiceを使った動畫 2:10より、爆雲。
 爆發的美味の意。とても樂しげだ。チェーン店カマロ・カンジョン(Gamaro Gangjeong)のテレビ廣告のための製作中ビデオ。運營する食品産業マセダリン社の公式フェイスブックである。フェイスブックに對する荒らし行爲をしてはならないし、無闇な意見なども良くない。批判があるならば日本政府意見箱などに送るべきだ。
カマロ水爆facebook公式


下は公式らしきブログ。
カマロ公式らしきユーチューブ。
以下、複製もユーチューブに多數。


こちらは時間がずれて2:35から爆雲。

twice核4

twice核2

 上記ブログ「blog.naver.com/gamaro1/」についてはカマロの公式ホームページ内にも「作成者カマロ」の記事で紹介されてゐる。
 公式ブログであると見て間違ひ無からう。

 韓國の若者の間では、「極めて」の意で「핵」(核)が流行してゐる。「핵맛있다」(ヘンマシッタ、核美味しい)など。
https://news.joins.com/article/20716195
 この流行を背景として上記ビデオが製作されたといふのが實情であらう。但し製作者はその目的を否定するだらうが、若者の側はそのやうに見るし、その結果となることを製作者は知ってゐるだらう。ビデオはいかにも樂しさうだ。これが流行的現象の一つだ。
 ビデオでは下方に水平に爆風が廣がるとともに、上方の三重の輪が特徴的である。このやうな三重の輪は、廣島長崎原爆よりも遙かに大規模の爆發(火山噴火を含む)で發生すると聞くが、私は素人なので確定できない。以下、輪の例。まづビキニ環礁水爆實驗。第五福龍丸。
ビキニ環礁雲第五福龍丸
ビキニ環礁雲第五福龍丸2

ビジネスインサイダー水爆1954Bravo


下は同じくビキニ環礁のユニオン實驗。  
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Castle_Union.jpg
ビキニ環礁ユニオン實驗

下はアパッチ核實驗。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Redwing_Apache.jpg
アパッチ核實驗

下はダコタ核實驗。  
ダコタ核實驗

 核爆彈といふものを日本人は人類最大の罪惡のやうに見るが、他國人には逆の見方が存在してゐることを、文化的背景として我々は知った方が良い。

下はアマゾンで販賣されてゐる水爆ポスター。
アマゾン販賣水爆ポスター

最初の水爆ポスター販賣中。
https://media.gettyimages.com/photos/mushroom-cloud-from-the-worlds-first-hydrogen-fusion-blast-picture-id50587062
gettyimages-50587062-1024x1024

ビジネスインサイダー記事より。
ビジネスインサイダー水爆

極限技術といふサイト。
castle-bravo-extreme_tech

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https://photovault.com/79783
MYEV01P03_16
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https://www.topsimages.com/images/hydrogen-mushroom-cloud-99.html
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ついでながら、ブランド名가마로(カマロ)は釜煮の意らしい。 '가마(솥으)로 (익혀낸) '
강정(カンジョン)はもち米の菓子。
 マセダリン社は平成二十八年、知名度の低かったtwiceを廣告に使ひ、後にtwiceが成功するとともにカマロも成功したとのこと。水爆ビデオは平成二十八年、低知名度の時のもの。

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ロシアは「齒舞色丹を返還する場合、該二島に米軍基地を置かぬやう確約せよ」と主張してゐる。この主張の意圖を少し考へてみると、極めて明瞭な事が分かる。まづは地圖。
根室知床北方領土
 そもそも、日米がロシア至近距離に軍事基地を設置して威嚇する目的ならば、二島が返還される前から根室(納沙布岬)と知床半島に米軍基地を置いて夾撃態勢を布(し)けばよい。知床に置けば位置的に最強力だ。
 しかし現在まで、自衞隊の小さな根室レーダー分屯基地が市内にあるだけで、納沙布岬にも進駐してゐない。まして米軍基地は無い。知床側は、更に遠く西側の網走に自衞隊分屯基地があるだけだ。
北海道自衞隊基地

北海道の米軍基地

 假に日米軍が北方領土のロシア軍を夾撃する意圖を持ってゐるならば、何故知床と納沙布に米軍基地を置いてゐないのか。それは日米が極めて平和主義的な國だからである。
 そのやうな平和的日米に對して、返還二島に米軍基地を置かぬやう確約せよとは、要するに返還後も二島に對するロシアの發言權を持たせろといふ意にほかならない。つまり日本に治外法權を要求してゐるのだ。
 日本國内でロシアが治外法權を持てば、大きな楔(くさび)となり大成果であらう。しかし日本がその要求を呑む筈が無い。ほぼ架空の要求に過ぎない。呑む筈の無い架空の要求をする目的は、他の面で讓歩を引き出すためだらう。要するに數百兆に及ぶやうな巨大な經濟支援などを日本に出させることが目的である。それを日本が出さないならば、プーチンが二島を返還するつもりはさらさら無い。
 日頃北方領土に關心の薄い私だが、内閣官房領土室や笹川財團島嶼センターの關係者が熱心に北方領土を考へてゐることは知ってゐる。よって今日は私も少し考へてみた。少し考へたらすぐに分かった。

 結論。そもそもロシアと交渉してはならない。ロシアと修好しても何の利益もない。チャイナを牽制する目的ならば、もっと有効なのは、北京訪問をしないこと、北京通貨スワップを結ばぬこと、與那國・尖閣・臺灣に米軍基地を置くことなどであり、遠囘りしてロシアとごちゃごちゃ關はり合ふのは無駄である。ロシア交渉を即刻停止するのが正しい。
 まさかこの程度の素人考へすら分かってない日本政府ではあるまい。
追記。
 以上のやうに思った途端に、新情報。米軍基地を置かないことを、日本側が明言したさうだ。これにてわざわざ治外法權を保證しました。わはははは。實際に置かないのと、置かないと保證するのとは全く意義は異なる。同じやうに尖閣に基地を置かないことを、チャイナに密約してゐると疑はれることになる。わっはっは。
https://www.asahi.com/articles/ASLCH4VL1LCHUTFK00T.html
「歯舞・色丹に米基地置かない」安倍首相、プーチン氏に
朝日 2018年11月16日05時11分
 北方領土をめぐる日ロ交渉で、安倍晋三首相がプーチン大統領に対し、1956年の日ソ共同宣言に沿って歯舞(はぼまい)群島、色丹(しこたん)島が日本に引き渡された後でも、日米安保条約に基づいて米軍基地を島に置くことはないと伝えていたことが分かった。首相はプーチン氏の米軍基地への強い懸念を払拭(ふっしょく)し、2島の先行返還を軸に交渉を進めたい考えだ。米国とも具体的な協議に入る。
 首相官邸幹部が明らかにした。日米安保条約と付随する日米地位協定は、米軍による日本の防衛義務を定め、米国は日本国内のどこにでも基地を置くことを求められると解されている。このためロシア側は、2島を引き渡した場合、島に米軍基地ができる可能性があるとして強い懸念を表明してきた。
 プーチン氏側近のパトルシェフ安全保障会議書記は2016年11月、日ロ首脳会談を前に谷内正太郎・国家安全保障局長と会談した際、56年宣言を履行して2島を引き渡したら「米軍基地は置かれるのか」と質問。谷内氏が「可能性はある」と回答したことで、交渉が行き詰まった。
 このあと首相はプーチン氏に対し、2島が引き渡されても、島に米軍基地を置くことはないとの考えを直接伝えた。
 谷内氏自身もパトルシェフ氏に、首相側近の北村滋内閣情報官はナルイシキン対外情報庁長官に、それぞれ日本政府の意向を伝達。複数のルートを使って、ロシア側の懸念の払拭に努め、交渉の局面打開をめざしてきた。
 外務省は日米安保条約や地位協…
残り:272文字/全文:883文字
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以下、千島列島の繩文文化について最新の論文。

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(3)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , スコヴァティツィーナ V.M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 3, 163-178, 2018
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol3/

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(2)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , スコヴァティツィーナ V.M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 2, 83-110, 2017
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol2/

千島列島における人類活動史の考古学的総合研究(1)
特に北方四島の先史文化研究を中心に
    右代 啓視 , 鈴木 琢也 , 竹原 弘展 , スコヴァティツィーナ V. M.
    北海道博物館研究紀要 = Bulletin of Hokkaido Museum 1, 53-72, 2016
http://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/study/publication/bulletin_vol1/

「北方島文化研究會」2000年3月11日発足
第3回研究会(2001年1月27日)
「続縄文時代の骨角牙製釣針」 福井淳一  
「カムチャッカの調査報告」 右代啓視

「択捉島に 地元の子ら、縄文住居復元 考古学調査きっかけに」
会員限定有料記事 毎日新聞2017年6月13日 北海道朝刊
 北方領土の択捉島で昨年、日本の学術交流団体によって確認された縄文時代の遺跡について、現地の子供たちでつくる「先史文化探検隊」(26人)が結成され、遺跡の保存などに取り組んでいる。同島を含む北方領土の先史時代の研究は、日露の学術交流で2005年に始まった。今後の交流を進める環境づくりとして期待されている。今年度のビザなし渡航事業で、11日まで同島を訪れていた北海道博物館の学術交流訪問団(右代啓視(うしろひろし)団長)が記者会見で明らかに…

2016.7.24.釧路新聞
https://pbs.twimg.com/media/DjCFhjoUwAEKRhH.jpg
釧路新聞20160714國後繩文

「中華文明の考古學」飯島武次編  同成社, 2014.3
内:右代啓視 「北方四島の考古学的研究」.   pp.409-424.
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB15060302
長崎純心購入すべし。


「縄文の布 : 日本列島布文化の起源と特質」
尾関清子著  雄山閣, 2012.12 
(閲覽濟。pp.176-185「近隣地域の編布」章で、
 千島最北部占守島アイヌ編布を論じる。オホーツク文化。)


「縄文時代 : その枠組・文化・社会をどう捉えるか?」
山田康弘, 国立歴史民俗博物館編 吉川弘文館, 2017.3 
(閲覽濟。繩文文化の北限は擇捉までとする。右代氏見解と異なる。
https://ci.nii.ac.jp/ncid/BB23200236


右代啓視 2014講演 「新・千島紀行-発見された千島列島の先史文化-」.
函館市北方民族資料館、函館市文化・スポーツ振興財団.
右代啓視20141026新千島紀行発見された千島列島の先史文化

右代啓視新千島紀行

右代啓視「千島列島における人類活動史の考古学的総合研究」(3)
(北海道博物館研究紀要3,  2018)では、
右代啓視2014「新・千島紀行-発見された千島列島の先史文化-」について、
「確実に中部千島までは縄文文化晩期、続縄文文化の遺跡が存在すること、
さらにオホーツク文化は北千島まで拡がりをもつこと、
アイヌ文化はこの地域に特徴的にみられる内耳土器が
カムチャツカ半島南部まで拡がりをもつこと、
チャシ・コツは北千島まで拡がりをもつことを指摘してきた。」

と自ら述べる。講演であるが、詳細記録が公開されてゐない。
最初は講演でなく論文かと思って搜した。
函館市北方民族資料館に問合せた處、講演だったと分かり、
上の圖像も入手できた。しかし講演詳細記録が無い。
詳細の公開されないものを引用されると中々苦勞する。
今度右代先生ご本人から詳細記録を頂くべく問合せよう。


以下某個人頁より。
 千島列島における縄文遺跡の発掘から、北海道から伝播した縄文文化は、少なくとも列島中間に位置する新知島(シムシル島)まで及んでいることが分かっている。列島最北端の占守島(シュムシュ島)、その直南の幌筵島(パラムシル島)では縦穴住居、貝塚、北海道のオホーツク文化に属する遺物が発見されている。占守島の住民はアイヌ語を話していたことが分かっている。また、カムチャツカ半島南部では、寛永通宝、擦文文化、アイヌ文化に特徴的な内耳土鍋が発掘されている。これらのことから、縄文人やアイヌ民族は北海道から千島列島を渡りカムチャツカ半島南部まで入植していたことが分る。1696年にカムチャツカ半島南部に進出したロシア人は、この地で陶磁器、漆器、木綿服その他の高度な技術で作られた日本製品に接している。カムチャツカ半島南端に住むアイヌ民族を、後にロシアはクリル人と呼び千島列島をクリル諸島と名付けた。千島列島全島にアイヌ語の名称が付けられている。
http://afthistory.info/ryodo.htm


 一帶一路を支持し、通貨スワップを締結し、尖閣の異なる見解の存在を認め、尖閣常駐の公約は消滅し、尖閣500年の分厚い歴史は理解しない。そして移民大量導入。チャイナと貿易を擴大する協定まで結ぶ。しかし、支持率が下がらない。
 その話術はトランプ大統領をも手玉に取ってゐる。「聯合しよう」と信じさせて、裏切って北京に行く。トランプ氏は内心で怒ってゐるが、日本が最大の同盟國なので本氣で怒れない。手玉にとってアメリカに勝てば良いのか。結果としてトランプ政權が倒れたらチャイナ包圍網は崩壞し、以後の世界は暗黒だ。
 ロシアとの交渉でも反トランプ連續技を繰り出してゐる。そもそもロシアと修好する必要はないのに、二島返還は何のためか。チャイナを牽制するためなら、そもそも北京に行かなければ良いではないか。しかも返還二島に米軍配備しないことを交換文書に書くといふ。つまり完全な日本の領土として戻るのでなく、ロシアが治外法權を持つ。日本國内に治外法權の前例を開く。可哀相に孤立するのはトランプさんだ。せめて二島に即刻自衞隊配備しないといけないが、まあ、やらないだらう。
 八方美人。八股膏藥。狸。
 唐の玄宗皇帝。盛唐の世に即位。タラス河畔で大敗しながら、損失の大きさに氣づかない。否、氣づきながら誤魔化す。安禄山を引き入れ、國をほろぼす。楊貴妃を寵愛しながら、馬嵬で殺した。
 源頼朝。武家の棟梁として德川家康に崇拜されたが、もともと義經を追殺した巨奸であり、しかも北條氏を引き入れて源氏を滅ぼした。頼朝から秀吉の前まで續く亂世を開いた。
 漢の高祖劉邦。人心掌握術でのし上がり、即位後は大功臣韓信を殺した。最後に呂后に政權を讓り渡した。

 日本國民は忠實な正室。諸外國は側室。正室としては夫を信じることが大切と思ってゐる。當初は側室の存在にすら氣づかない。存在に氣づいて後、怒りつつ耐へる。しかしまさか側室に地位を奪はれると思ってゐない。ところが夫を信じる間に財産の大部分は側室に明け渡されてゐる。怒って離縁を言ひ出すが、離縁では正室の地位を放棄し、財産も全て失ふことになるので、結局あきらめ、夫の身勝手をゆるしてしまふ。正室でありながら子を産まないので、跡繼ぎは側室に取られてしまふ。最後は全てを喪失して野垂れ死ぬ。

 嗚呼。

村西禁斷の説得術
禁断の説得術 応酬話法――「ノー」と言わせないテクニック  村西 とおる (著)


關聯:
「トランプ政權が倒れたら、恐怖の21世紀、孤立無援のトランプ大統領を聲援しよう」
http://senkaku.blog.jp/2018102877993631.html

日本の「チャイナ接近」に米國で痛烈な非難の聲。そして北方二島に治外法權。

移民政策決定を承け、三子女に訓示。恐怖の21世紀


日本政府は北京訪問したり、チャイナと通貨スワップをしたり、決して「アメポチ」ではない獨自外交をする。つまり、「アメリカが尖閣常駐をさせてくれない」といふ言ひ譯は通用しないのだ。

http://senkaku.blog.jp/2018102877993631.html

特にトランプ大統領がチャイナ包圍網に懸命になってゐる今こそ尖閣常駐の絶好機だ。しかし、、、、といふわけで米側論調の紹介を以下に。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54665
安倍政権の「中国接近」に米国で痛烈な非難の声  「トランプ大統領は安倍首相の友人ではなくなる」と威嚇

2018.11.14(水)   古森 義久  

 安倍晋三首相の最近の中国への接近に対して、米国のトランプ政権周辺から手厳しい非難の声があがった。中国の国際規則を無視する膨張に対して米国が断固たる抑止の政策をとり始めたのにもかかわらず日本が中国と融和しようとしているのは米国外交への妨害だ、とする非難である。

 その非難には、安倍政権がこのまま米国の事情を無視して中国にすり寄るならば、トランプ政権は日米貿易交渉で日本の自動車への関税制裁などの厳しい措置をとるだろう、という警告も含まれている。さらには「トランプ大統領はもう安倍首相の友人ではなくなる」という威嚇の言葉も発せられた。

安倍政権非難はトランプ政権の意向を反映か

 この安倍政権の対中政策への非難は、10月末に出た米国の保守系の政治外交雑誌『ナショナル・インタレスト』掲載の論文で表明された。論文のタイトルは「日本の中国接近はなぜ失敗なのか」である。

 論文の執筆者は、2003年から2009年まで2代目ブッシュ政権の国務省で北朝鮮人権問題担当の特使などを務め、2017年1月からのトランプ政権では国務省の政権引き継ぎ班の主要メンバーだったクリスチアン・フィトン氏(Christian Whiton)である。同氏はアジア問題にも詳しい保守系の政治や外交の専門家で、2013年には『スマート・パワー』という本を著し話題を呼んだ。現在はワシントンの研究機関「ナショナル・インタレスト・センター」の上級研究員を務める。

 そうした思想的にトランプ政権に近い研究者が、『ナショナル・インタレスト』という、これまたトランプ政権の政治スタンスに近い保守系の有力雑誌で論文を発表した。その意見は同政権の意向を少なからず反映していると見てよいだろう。
 論文の内容は安倍政権への激烈な批判であり、非難である。最大の主張をまとめると、以下のようになる。
「安倍晋三首相は、米国政府が中国の無法な膨張を抑えようと対決の姿勢を強めているときに中国に友好を求め、日米同盟やトランプ大統領に大きな害を与えている」

 さらにフィトン氏は、安倍政権の対中外交が日本にも被害をもたらし、失敗するとも予測していた。

中国の対日政策の実態は変わらない

 同論文は副題で「米国が中国の貿易問題や南シナ海での威嚇を抑え始めたときに、日本政府はなぜ中国に融和的な接近をするのか」という問いを投げかけ、安倍政権の最近の中国への接近を辛辣に批判していた。

 論文の要旨は以下のとおりである。

・安倍首相は10月下旬の訪中で、中国との絆を経済からスポーツまで広げることを宣言し、「一帯一路」関連のインフラ事業への参加を言明した。だが、この動きは同首相が友人と呼ぶトランプ大統領の対中政策への障害となる。

・ペンス副大統領の10月4日の主要演説が明示するように、米国政府は対中政策を歴史的に変革し、融和から対決へと変更した。しかしこの時期に安倍首相は日中関係を「競争から協調へ」とまさに逆行させ、中国の不公正貿易慣行を正す米国の関税制裁の効果を減じるような動きをみせた。

・トランプ政権は、同盟諸国が米国と貿易問題での協定を結びながら一方で中国との協定的な合意を結ぶことに反発する。トランプ政権は最近メキシコおよびカナダとの間で新北米自由貿易協定をまとめたが、メキシコとカナダが中国のような非市場経済国家と独自の貿易協定を結ぶことに反対している。

・日本の新たな対中政策がこのまま進み、米中貿易紛争で中国を利すことになれば、トランプ政権は日本との貿易交渉で自動車関税などの対日圧力措置をとり、防衛面でも日本の防衛費のGDP(国内総生産)1%以下という低水準への不満を表明することになるだろう。安倍首相はトランプ大統領を友人と呼べなくなる事態も起きるだろう。

・中国は最近日本への融和を図っているが、従来の対日政策の実態は変わっていない。日本が中国のその誘いに応じて中国に接近しても、日本にとっての実質的な利益はない。安倍首相も日本国内での支持を減らすことになるだろう。
 フィトン氏の論文は、以上のように米国側一般の反応という形で安倍首相を厳しく批判し、警告を表明していた。「トランプ大統領が安倍首相の友人ではなくなる」という表現に至っては威嚇だともいえる。

 同論文はそのうえで、中国が北朝鮮問題や海洋戦略で日本にとって不利な行動を続けている点も強調していた。だから中国は日本に対して抜本的に従来の政策を変えて融和や友好の姿勢をとっているわけではない、という論旨だった。

無視できない米国側の懸念

 確かに、米中と日中の両関係の現況をみる限り、米国政府は中国に対して「協調から競合や対決へ」と明確にうたうようになり、その一方で日本政府は中国に対して「競争から協調へ」と言明した。まさに正反対である。だからこの種の安倍政権批判がトランプ政権周辺から出るのはきわめて自然だといってもよい。

 ただし、米国ではやや異なる見解も存在する。中国政府の動向やトランプ政権の対中政策に詳しい米海軍大学の前教授トシ・ヨシハラ氏は「日米両政府間では、日本の対中接近についても事前にかなり協議している。フィトン氏の指摘はやや過剰かもしれない」と述べた。現在ワシントンの大手シンクタンク「戦略予算評価センター」上級研究員を務めるヨシハラ氏は、さらに「中国と日本との間には、急に融和を目指すといってもすぐには克服できない障害があまりにも数多くある」とも語った。

 しかし安倍政権は、フィトン氏の今回の論文に象徴される米国側の懸念を、決して無視も軽視もできないはずである。

 

Christian_Whiton2
  Christian Whiton.

https://nationalinterest.org/feature/why-japans-outreach-china-will-fail-34632


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關聯:
「トランプ政權が倒れたら、恐怖の21世紀、孤立無援のトランプ大統領を聲援しよう」
http://senkaku.blog.jp/2018102877993631.html

追記。北方領土二島返還方針。

まさしく反トランプ連續技を繰り出してゐる。そもそもロシアと修好する必要はない。しかも返還二島に米軍配備しないことを交換文書に書くといふ。つまり完全な日本の領土として戻るのでなく、ロシアが治外法權を持つ。日本國内に治外法權の前例となる。可哀相に孤立するトランプさん。せめて二島に即刻自衞隊配備しないと。