- 尖閣480年史 - いしゐのぞむブログ 480 years history of Senkakus

senkaku480 石井望。長崎純心大學准教授。電子メールishiwi@n-junshin.ac.jp (全角@を半角にしてご使用下さい)。 電話090-5084-7291。 日本安全保障戰略研究所研究員。

只今羽田空港の電源席。石垣島1/14尖閣式典講演のため石垣島往きに搭乘する數十分前。怒り。
 高森明勅といふ愛國者めいた人物が、週刊誌にコメント。-------------
 「女系の血が許されていなかったとは言えません。なぜなら、女系天皇を認める文献が残されているからです。古代日本の基本法だった『大宝律令』『養老律令』では、天皇の子供は親王・内親王の地位が与えられるという規律がありました。さらに、女性天皇と男性皇族の間に生まれた子供も同じ地位を与えるよう定められていました。
 親王・内親王という位は、天皇の血筋を受け継ぐ者が与えられるもの。男性皇族の血を受け継いだだけならば、子供は『王』『女王』という位になります。このことからも、女性天皇の子供、つまり女系継承も認められていたと理解できます」
と。------------
以上、高森氏コメント。

 何を仰せか。そもそも女性天皇と男性皇族の間に生まれた子供は、皇族を父とするのだから皇統男系である。男系皇族内の事であって何の問題も無い。
 高森氏の主張では、親王(皇子)だけが直系で、他の皇族(諸王)は男系ではないのだといふ意味らしい。ほほう。皇族に外戚の子が混じってゐるといふのか。皇室に對する侮辱である。そして高森氏は更に、その外戚出身皇族男子と女帝との間の子が皇位繼承資格があるのだといふ。

 律令原文には高森氏の虚妄説と逆のことが書いてある。「皇族だけしか女性皇族を娶ることができない」(養老令・繼嗣令末條)と。つまり女性皇族は皇族のまま(=女性宮家として)外戚と結婚することができないのである。外戚(藤原氏や小室氏)に嫁ぐ場合は「降嫁」(例として和宮降嫁)となるので、皇籍を離脱する。

 何故高森氏のやうな逆の虚妄説が可能となるのか。それは「皇族の一員として外戚が這入り得る」といふ勝手な前提を立ててゐるからである。皇族藤原氏、皇族小室氏、と言ひたいのだらうか。小室氏といふ人物は破天荒で面白いので活躍して欲しいし、眞子樣が降嫁されるのも良いと思ふが、斷じて皇族となってはならぬ。人物の問題ではない。

 以下は、外戚男系皇族を禁止した律令。令集解・養老令(ほぼ大寶律令そのままとされる)。慶長年間寫本、國會圖書館藏。
令集解卷17繼嗣令2切_清原秀賢慶長寫本國會藏

「凡王娶親王、臣娶五世王者聽。唯五世王不得娶親王。」
(凡そ王の親王を娶り、臣の五世王を娶るはゆるす。ただ五世王は親王を娶るを得ず。)

 大意。まづ、五世代離れたら皇籍を與へられず臣籍となる。そして親王を娶る(娶るといふ動詞の相手は女性皇族=内親王を指す)ことは四世代までの王(皇族)にだけゆるされ、臣籍(皇族外)の者は内親王を娶ることができない。つまり内親王は皇族としか結婚できない。
 よって内親王が即位して女帝となっても、その子は皇族男子の子なので、男系となる。内親王が臣籍の者に降嫁したら皇籍を離脱する。女性宮家とならない。和宮降嫁。

 以上のことは、現代の我々にとっても當り前なので、養老律令のその條文の末尾に書いてある。
 同條の上文には「女帝の子もまた同じ」とある。以下に寫本。。
令集解卷17繼嗣令_清原秀賢寫本國會藏
 
 この「女帝の子」とは、前述の通り、皇族内の父を持つ子である。つまり男系皇統の子である。高森氏は、女帝がどこかの外戚(藤原氏や小室氏)と結婚するといふ空想をしてゐるらしい。あまり歴史的時空を考へずに現代論壇で生きのこることだけを考へてゐるのだらうか。高森氏のこの種の歴史のウソは、尖閣に對するチャイナのウソ宣傳と形式上で類似性がある。

 以上については、私の談話ビデオを昨日チャンネルAJERで準備中なので、近日中に公開されるだらう。

 關聯。


My academic presentation of a part of the Senkaku long history: "Was Senkaku Focused on in 1885 by China?", 14th January 2020 in "Senkaku Exploitation Memorial Ceremony" held by Ishigaki Government. I Apologyze for my poor English.

 尖閣諸島開拓の日、記念式典。石垣市民會館、中ホールにて、
 令和二年1月14日火曜、午後3時から午後5時まで。入場自由、取材撮影自由。私は式典講演をすることになりました。近く石垣市役所からも 
http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/home/topics-list.php
 公表されます。式典に先立っては、午前十一時半ごろから、例年通り石垣港の尖閣記念碑前で開拓を祝ふ宴も行なはれる見込みです。
 私の講演は午後四時前後からになります。内容は、明治18年八重山情報戰について、新史料でチャイナのウソを暴きます。
 〔講題〕 
明治18年、尖閣は注目されたか
----日英露清の島嶼情報戰  
〔講演概要〕  
 明治28年1月14日尖閣諸島編入の9年あまり前に、上海の最大手新聞『申報』は尖閣に日章旗が掲げられた情報を報じ、既に尖閣領有を問題視し始めたとする説が、その百年後の近年になって内外に流布し、信じる人が多い。
 『申報』記事は上海の英人による英字紙にもとづくが、英字紙の原文は既に散逸してしまった。しかし最近の研究でほぼ原文に近い諸記事が見つかり、それによれば第一に島は尖閣でなく宮古八重山である。第二に情報は東京-ロンドン-マンチェスター路線と、朝鮮-上海-香港路線とでほぼ同時にリレーされた。第三に上海・香港の漢字紙では、その海域に清の領土が存在するはずがないとされた。
 情報源を追跡すると、日露清朝鮮の間に暗躍したドイツの策士メレンドルフが、朝鮮王の顧問を解任されたその日に、報復として打電した可能性が浮かび上がる。しかしこの島嶼情報戰の中で、尖閣は一度も注目されることが無かった。  

 また、1月13日(月曜)に八重山日報社と協力して石垣市内でユーチューブ對談を行なひます。時間は追って決定後に公表します。生中繼を目指しますが、不具合の場合は録畫放送となります。

明治18年情報戰について、既往の論説は、
 こちらからダウンロードできます。
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平成31年の式典はこちら。内閣官房領土室、豐田欣吾室長講演。
20190114尖閣開拓演舞_八重山日報


平成30年の式典はこちら。高良倉吉氏講演。

平成29の式典はこちら。私が講演しました。
http://senkaku.blog.jp/290114.html

こちら「やいまタイム」掲載は有難いのですが、誤り。
×誤 尖閣諸島の中国名とされる「釣魚島」は、1534年に琉球人が明国の陳侃(ちんかん)なる人物に琉球へ行くルートを教わったときに、
〇正 尖閣諸島の中国名とされる「釣魚島」は、1534年に琉球人が明国の陳侃(ちんかん)なる人物に琉球へ行くルートを教へたときに、
https://yaimatime.com/wadaimix/22913/

令和元年12月28日、河野防衞大臣に以下送信しました。
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 こんにちは。尖閣史研究のいしゐのぞむ(戸籍名石井望)です。昨年度まで内閣官房領土室の委託調査事業で特別研究員に任ぜられてをりました。今年の漢字「尖」の報導を拜見しまして勇氣づけられました。今度尖閣史の論文等を送らせて頂きます。 
 さて令和2年1月14日火曜午後三時から五時までの石垣市主催「尖閣開拓の日記念式典」にて講師をつとめることになりまして、私は午後四時前後から五時まで講演します。
 防衞大臣ご臨席となれば人心は大いに鼓舞されることと存じます。尖閣防衞に今足りないものは國民の幅廣い支持であり、そのためには極端な思想や精緻な論理よりも、萬人が面白く郷土愛を呼び醒まされるやうな悠久の尖閣史こそ鍵となります。 
 そのため主に朱印船時代に尖閣のはるかに西側の大陸沿岸でオランダや明國と覇を爭った歴史を中心に研究してをりますが、このたびの講演では明治18年の尖閣の衝撃的な新研究成果を披露します。大臣もしくは副大臣のご臨席に期待します。
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以上、大臣に送信。


http://archive.ph/UOGH3


 八重山日報 令和二年元旦 第二十面、二十一面。 
 有料電子版でどうぞ。
〔尖閣・対論〕 日本牽制か、列強阻止か~~明治18年、八重山をめぐる情報戦
「日清協調を牽制するイギリス」國吉まこも。  
「策士モレンドルフの笛に清國をどらず」石井望。

讀めない極小紙面だけ掲載しておきます。

yaeyama_20200101國吉電子極小


ここから更に一歩進めた内容を、以下の講演で披露します。
http://senkaku.blog.jp/2019121881757058.html
 尖閣諸島開拓の日、記念式典。石垣市民會館、中ホールにて、
 令和二年1月14日火曜、午後3時から午後5時まで。入場自由、取材撮影自由。式典と講演。私の講演は午後四時前後と見込まれます。内容は、明治18年八重山情報戰について、新史料でチャイナのウソを暴きます。
 〔講題〕 
明治18年、尖閣は注目されたか
----日英露清の島嶼情報戰  
〔講演概要〕  
 明治28年1月14日尖閣諸島編入の9年あまり前に、上海の最大手新聞『申報』は尖閣に日章旗が掲げられた情報を報じ、既に尖閣領有を問題視し始めたとする説が、その百年後の近年になって内外に流布し、信じる人が多い。
 『申報』記事は上海の英人による英字紙にもとづくが、英字紙の原文は既に散逸してしまった。しかし最近の研究でほぼ原文に近い諸記事が見つかり、それによれば第一に島は尖閣でなく宮古八重山である。第二に情報は東京-ロンドン-マンチェスター路線と、朝鮮-上海-……
(概要の後半は八重山日報元旦版の尖閣特輯で初公開後に追記します。)
石垣市役所から正式公布は一月上旬になります。
明治18年情報戰について、既往の論説は、
 こちらからダウンロードできます。



謹 賀 新 年
  令和庚子元旦

令德推和政、翰林風議藏 
文人出伊洛、遺愛聽扶桑 
  
考新元、得元氏長慶集、德之至者令德吉德、政之大者惠政善政和政。

(令德、和政を推し、翰林、風議藏す。文人、伊洛に出で、遺愛、扶桑に聽く)



Factbox: Carlos Ghosn joins list of execs fighting extradition
Tina Bellon
アングル:ゴーン氏も仲間入り、身柄引き渡しに抗う世界の経営者

(Reuters) - Ousted Nissan boss Carlos Ghosn said on Tuesday he had fled to Lebanon to escape a “rigged” justice system in Japan, where he believed he would not get a fair trial.
 [31日 ロイター] - 日産自動車のカルロス・ゴーン元会長は、「不正に操作された」日本の司法制度から逃れるとして、国籍を持つレバノンに渡った。

Ghosn, who faces four charges, including hiding income and enriching himself through payments to dealerships in the Middle East, denies the allegations against him.
 会社法違反(特別背任)などで起訴され、保釈中だったゴーン氏は不正を否定していた。

His stunning escape from Japan makes him join the ranks of other former or current corporate executives with pending extradition requests by foreign countries.
 日本からの衝撃的な出国劇により、ゴーン氏は外国から身柄引き渡しを求められている世界的企業の経営者や実業家の仲間に加わることとなる。

FORMER VOLKSWAGEN AG  CEO MARTIN WINTERKORN  
  Winterkorn in March 2018 was indicted on four felony charges in connection with VW’s diesel emissions scandal. U.S. prosecutors in Detroit issued a warrant for his arrest in May 2018, but Germany-based Winterkorn is unlikely to face the charges as Germany does not extradite its citizens to the United States.
 <VWの排ガス不正>
 フォルクスワーゲン(VW)の最高経営責任者だったマルティン・ヴィンターコーン氏は2018年3月、ディーゼル車の排ガス不正問題に関連した4つの罪で起訴された。同年5月に米デトロイトの検察当局が逮捕状を請求したが、ドイツ政府は自国民を米国に引き渡さない。

Winterkorn, 72, was indicted on fraud and conspiracy charges. Known for his authoritarian management style, he was at the helm of the German automaker from 2007 until his ouster in 2015.
 72歳のヴィンターコーン氏は権威主義的な経営手法で知られ、07年から会社を追われる15年まで、VWに君臨した。

VW in September 2015 disclosed it had cheated on emissions tests for at least six years using secret software. The disclosure damaged the company’s reputation around the world and forced VW to spend more than $25 billion in the United States to settle claims.

 VWは15年9月、少なくとも6年間にわたって秘密のソフトウエアを使い、排ガステストで不正をしていたと公表した。VWのブランドは世界的に傷つき、米国で250億ドル以上の和解金を支払った。

HUAWEI CFO MENG WANZHOU
 The chief financial officer of Huawei Technologies Co Ltd was arrested at Vancouver International Airport on Dec. 1, 2018, at the request of the United States, where she is charged with bank fraud and accused of misleading a bank about Huawei Technologies’ business in Iran. She has been under house arrest since.
 <米中対立の狭間で>
 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の最高財務責任者(CFO)の孟晩舟副会長は18年12月1日、カナダのバンクーバー国際空港で逮捕された。銀行を欺き、イラン制裁に違反した罪に問われている孟氏は、バンクーバーの自宅で監視下に置かれている。

Meng, 47, denies the charges and maintains she is innocent, while the United States is requesting her extradition. Meng’s legal team contested her extradition in Canadian court, arguing the United States is using it for economic and political gain.
 47歳の孟氏は無罪を主張しているが、米国は身柄の引き渡しを求めている。彼女の弁護士チームは、米国が身柄を求めているのは経済的、政治的な利益のためだと主張し、カナダの裁判所に異議を申し立てている。

MALAYSIAN FINANCIER LOW TAEK JHO
  Malaysian businessman Low Taek Jho, better known as Jho Low, is on the run from Malaysian and U.S. authorities. He is alleged to be the mastermind behind the siphoning of billions of dollars from a Malaysia state fund.
 <政府系ファンドを流用か>
 マレーシアの実業家ジョー・ロー氏は、ナジブ前首相が設立した政府系ファンド「1MDB」から大量の資金を流用した中心人物として、同国と米国で罪に問われている。

Low has denied wrongdoing and his whereabouts are unknown. He has been granted asylum in a third country, his spokesman has said, declining to identify the country.
 ロー氏は不正を否定、行方も分かっていない。代理人によると、ロー氏は第三国から亡命を認められた。国名は明らかにしていない。

Malaysian officials have said Low was believed to be hiding out in China. Malaysian police in November said Low had tried to purchase properties in Cyprus under a different name.
 マレーシア当局者によると、潜伏先は中国とみられている。マレーシアの警察当局は11月、ロー氏が別の名前を使ってキプロスで土地を購入しようとしていたことを明らかにした。

INDIAN LIQUOR AND AVIATION TYCOON VIJAY MALLYA
  The Indian tycoon faces fraud charges resulting from the collapse of his defunct Kingfisher Airlines. Indian authorities have charged Mallya with financial crimes and allege he took out $1.4 billion in loans for Kingfisher from Indian banks which he had no intention of repaying.
 <嫌疑は「政治的意図」と主張>
 インドの富豪は、返済の意図なくインド銀行から140億ドルを引き出して、キングフィッシャー航空の資金とした詐欺の嫌疑がかけられている。

Mallya, 64, has denied all wrongdoing and argued the case against him was politically motivated.
 64歳のマリヤ氏は不正を否定し、自身への嫌疑は政治的な意図があると主張している。

India demands Mallya’s extradition from Britain, where he moved in 2016. A London court in December 2018 ruled Mallya should be extradited. But another court in July permitted him to appeal against the extradition and the case in pending.
 インド当局は、マリヤ氏が16年に移住した英国に身柄の引き渡しを求めている。ロンドンの裁判所は18年12月、引き渡すべきとの判決を出したが、その後に別の裁判所がマリヤ氏に控訴を認めた。

BRITISH TECH BILLIONAIRE MICHAEL LYNCH
  The United States earlier this month formally requested the extradition of Lynch, a British tech entrepreneur, who sold his data company Autonomy to Hewlett Packard in an ill-fated $11.1 billion deal, to face charges including securities fraud, wire fraud and conspiracy.
 <英国の「ビル・ゲイツ」>
 米国は12月、英国のIT長者マイケル・リンチ氏の身柄引き渡しを正式に要請した。リンチ氏は自身が創業したソフトウエア企業オートノミーを米ヒューレット・パッカードに111億ドルで売却したが、不正会計が発覚し、詐欺罪や共謀罪に問われている。

Lynch, once hailed as Britain’s answer to Bill Gates, is currently battling the American IT giant in London’s High Court. HP seeks damages of $5 billion in damages from Lynch and another former executive, alleging they inflated the value of Autonomy before selling it.
 英国のビル・ゲイツともてはやされたリンチ氏は現在、ロンドンの高等裁判所でHPと係争中だ。HPはリンチ氏と別の元経営幹部を相手取り、売却前にオートノミーの企業価値を膨らませたとして50億ドルの損害賠償を求めている。

Lynch has denied the accusations, saying HP mismanaged the acquisition. He is counter-suing for loss and damages.
 リンチ氏は、HP側の買収の失敗だったとして告発内容を否定。賠償を求めて逆提訴している。

 以上の記事は世界で逮捕に抵抗する富豪の實例を集めてる。これら富豪の中に、ゴーンのやうに一度逮捕されてから國境線を騙して通った破廉恥者は一人もゐない。足枷をはめられてゐる華爲の孟晩舟も含まれる。
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https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-12-31/ghosn-s-hero-glow-dims-with-lebanon-s-growing-distaste-for-elite
 Carlos Ghosn’s Hero Glow Dims With Lebanon’s Growing Distaste for Elite
By Dana Khraiche
 ゴーン被告、英雄の輝き暗転-逃亡先レバノンで特権層への強い反発

The graffiti on a wall opposite Carlos Ghosn’s onetime mansion in Lebanon says much about the country the fugitive former head of Nissan Motor Co. and Renault SA has chosen as his home again. Scrawled in Arabic is a single word: “Revolution.”
日本を無断出国してレバノンに逃亡した日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が所有している住居の反対側にある壁の落書きは、レバノンの現状について多くを物語っている。アラビア語で書かれていた文字は「革命」。

The $8 million house on Rue Du Liban is in one of Beirut’s poshest neighborhoods, and near a major center of the monthslong anti-corruption protests that toppled the government amid a severe economic slowdown. The mansion itself is registered to Nissan -- the automaker that Japanese officials accuse him of looting through excessive unreported pay and extravagances.
  デュリバン通りに建つ800万ドル(約8億7000万円)のこの住居は首都ベイルートの最高級住宅地の一角にあり、深刻な景気低迷の中で政権を倒した数カ月にわたる腐敗防止の抗議デモが巻き起こった中心地の近くに位置している。不動産の名義は日産自となっており、同社はゴーン被告が会社をだまして過剰な報酬と贅沢をしていたと非難している。

The country that Ghosn -- born in Brazil to Lebanese parents -- last left is barely recognizable. While the automotive tycoon was hailed in Lebanon as a national hero when he was arrested a year ago in Japan, he arrives now as a 65-year-old fugitive amid a popular revolt taking aim at the political elites and their wealthy allies -- and as a poster boy for conspicuous consumption.
  ブラジルでレバノン人の両親から生まれたゴーン被告が1年前に日本で逮捕された時、レバノンでは国民的英雄としてもてはやされたが、政治エリート層とその裕福な取り巻きに対する国民の反発が広がる中で、ゴーン被告は65歳の逃亡者として、そして派手な消費の象徴として、レバノンに帰還した。

“Actual political refugees usually escape to Sweden. Refugees who are accused of corruption by the millions and embezzlement of funds and dishonesty, where do they escape to? Lebanon,” Lucien Bourjeily, a filmmaker and an activist, said on his Twitter account.
  映画制作者で活動家のルシアン・ブルジェイリー氏はツイッターで「真の政治難民は普通スウェーデンに逃亡するが、巨額の汚職や資金流用、不正で告発された難民はどこに逃げ込むのか。レバノンだ」と述べた。

“Eat the rich” was just one of the slogans spouted during nationwide protests in October after the government raised fees for calls on Whatsapp, the application widely used as an alternative to expensive mobile lines. Protesters accuse politicians of lining their pockets, pillaging state coffers and neglecting basic living conditions. As the Lebanese suffer from power rationing and water shortages, the government spends on public-sector salaries and servicing debt the World Bank pegs at about 150% of gross domestic product.
  レバノン政府が高価な携帯電話通話の代替手段として広く利用されているアプリ「ワッツアップ」での通話料金を引き上げた後、昨年10月に行われた全国規模の反政府抗議デモのスローガンの一つが「金持ちを食いちぎれ」だった。デモ参加者らは、政治家が私腹を肥やし、国庫を収奪、基本的な生活環境整備を無視していると非難。国民が電気の配給と水不足に苦しむ中で、政府は公的部門労働者の給与と債務返済に予算を充てている。世界銀行によると、レバノンの債務は対国内総生産(GDP)比で150%前後の水準。

The central bank and local lenders are rationing dollars, pushing up demand for the foreign currency and creating a black market rate for the local one. Banks have also imposed limits on dollar withdrawals and banned transfers abroad.
  中央銀行と地元金融機関がドルの供給を制限していることが外貨需要を押し上げ、国内では闇市場の為替レートが形成されている。銀行はドルの引き出しと海外送金も制限している。

The nation of about 6.8 million people is staring at a current-account deficit equivalent to 25% of its gross domestic product through 2024, or some $16 billion a year, according to International Monetary Fund statistics cited by Bloomberg Economics. In 2020 alone, Lebanon has debt obligations it needs to either repay or roll over totaling $2.5 billion.
  ブルームバーグ・エコノミクスが国際通貨基金(IMF)の統計を基に指摘したところによれば、人口約680万人のレバノンでは、2024年までGDP比25%に相当する年160億ドルの経常赤字が見込まれている。20年だけで返済ないし借り換えが必要な債務は25億ドルに上る。

Jokes abound on social media that Ghosn hopefully returned with some much-needed dollars as others speculate whether he could live on a mere $200 a week, the withdrawal limit set by some local banks.
 ソーシャルメディア上では、ゴーン被告が同国に必要なドルを持って帰還したと期待する声や、一部の地元銀行が設定している引き出し上限の週200ドルで同被告が暮らしていけるのか疑問視するコメントなどでにぎわっている。

Despite the current economic turmoil, there is still a soft spot among many in Lebanon for Ghosn.
 現在の経済的混乱にもかかわらず、ゴーン被告をなお誇りにする国民もいる。

“I was happy to hear that he arrived in Lebanon,” said Rola, a 45-year-old secretary at a Beirut business who didn’t give her last name. “I’m still proud of him despite everything that had happened.”
 ベイルートの企業で秘書として働くローラさん(45)は「彼がレバノンに到着したと聞いてうれしかった。起こった全てのことにかかわらず、私は依然として彼を誇りに思う」と書き込んだ。(抜粋)


明國の三才圖會。器用の卷四の葉十一「站船」「遊仙船」に日章旗。
三才圖會器用4日章旗


 チャイナに於いて海洋文化は基本的に黄河文明に
起源を持たない。羅針盤も倭寇が明國に持ち込んだので、
この日章旗も倭寇が持ち込んだ可能性を
考へておく必要がある。
「八重山日報」談話連載「小チャイナと大世界」で
語る見込み。

ところで『三才圖會』は各卷目次が見つけにくい。





 習近平強化法西斯政策,真正目的在於防範經濟泡沫崩潰後的國家崩潰。我雖瞭解China國情,卻未料及於此。這是真正危情,日本政府即將被捲入,不僅喪失正義,還會喪失巨大的民財國庫。
 習近平がファシズムを強化してゐるわけは、經濟バブル崩潰を讀んでのことだった。チャイナを知る私としたことが氣づきませんでした。その崩潰に取り込まれてゆく日本政府は、正義を失ひ、膨大な財産をも失ふ。これぞ最大の危機かも知れません。

 國務院就業工作意見(國發〔2019〕28號)
 難言之秘曝露在最後,即他門的故伎,強化取締及思想教育。
 言ひにくいことは最後に載せてます。取り締まりと思想教育の強化。
(二十五)完善突發事件處置機制。各地區要第一時間處置因規模性失業引發的群體性突發事件,防止矛盾激化和事態擴大。
(二十六)完善輿論宣傳引導機制。大力宣傳黨中央、國務院穩就業決策部署和支持就業創業政策措施,引導廣大勞動者樹立正確的勞動觀、價值觀,選樹一批促進就業創業工作典型經驗、典型人物,發掘一批在中西部和東北地區、艱苦邊遠地區、城鄉基層就業創業的先進典型,及時開展表彰激勵。牢牢把握信息發佈和輿論引導主動權,做好輿情監測研判,建立重大輿情溝通協調和應急處置機制,消除誤傳誤解,穩定社會預期。
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 大紀元。



吉備眞備の大發見について、昨日、八重山日報に談話しておきました。今朝12/27金曜の第三面に記事が出ました。電子版を 
 ご覽下さい。以下に記事から一部分を轉載します。
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日本書道史を書き換へる大發見か 
 (上略)……書体はチャイナ北朝風であり、真備より百年前の書道の大家・褚遂良(ちょすゐりゃう)の初期の北朝風の書體に似る。この碑文の文章作者・褚思光(ちょしくゎう)は、浙江省北部出身の文人・褚無量の同族とされ、褚無量と褚遂良の遠祖はともに陽翟(やうたく)の褚氏とされるので、真備がその書體を學ぶことは可能だったと考へられる。
 しかし平安時代までの日本書道は基本的にチャイナ南朝の書聖・王羲之(わうぎし)の流麗な書風が主流であり、真備の師とされる唐の書道の大家・張旭(ちゃうきょく)もまた南方の呉(ご)の人だ。書道だけでなく、日本は南朝文化を尊び、漢字音も呉音(ごおん)だった。今度の發見で真備が褚遂良の初期の北朝風の書體を學んでゐたことは豫想外だ。
 真備は遣唐使として入唐し、歸國後は北朝系の唐の新漢字音「漢音」を日本でひろめた。また真備と同時に入唐して先に歸國した遣唐使は、唐の朝服を着て奈良の朝廷に出たため、反撥を招いた。このやうに吉備真備の周邊には北朝的文化に對する親近性が見られる。今度の發見はその傾向を裏書きする可能性がある。  
 褚思光は、かつて書道批評の大家・張懐瓘(ちょうくゎいくゎん)の名著『書斷』を絶贊し、それを張懐瓘自身が誇らしく書き記してゐるため、褚思光自身もかなり書道に造詣が深いと考へられる。その褚思光の文を書道作品として製作することを任された真備は、よほどの達人として信頼されてゐたことになる。 
 さらに、平成16(2004)年に發見された遣唐使・井真成(せいしんせい)の墓誌も同じく北朝風の書體であり、同じ734年の作であるため、ともに真備が製作した可能性が高まる。真備は日本書道の開祖とされるが、……(下略)
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下は深圳テレビの畫面。

 さて、この記者發表は、日本記者團が北京にゐる時間、但し三國會談が終了して喧騷が終った後、を捉へたものだらう。日本に媚びるため、チャイナ政府の後押しがあった可能性は高い。つまり政治的發表だ。日本は香港にもウイグルにもトランプにも構はずにひたすらチャイナに接近してゐる。強い反對の聲が揚がってゐるが、政府がこの七年間の方向性を改める氣配は無い。もう日本は駄目かも知れない。

 また附言しておきたいのは、南朝は稻作(いなさく)文化の長江文明の地であり、もともとチャイナではない。ところが今度の發見で眞備がわざわざ初期褚遂良の北朝風の書を學んでゐた。
 日本が唐に學んだことと現代チャイナとは全く別物である。日本が少しく北朝文化を學んだのは唐までであり、北宋以後に日本は北のチャイナ本土の文化とほぼ無縁を保つやうになった。それは唐までが陸のシルクロード全盛期であり、日本はシルクロードの遙かに西側のインド乃至ペルシャを見てゐた。正倉院のペルシャガラス碗が好例である。
 北宋以後は海のシルクロードの時代となり、日本は再び本來的長江文明の中へと戻って行く。日宋貿易は南宋との貿易であり、禪僧はみな浙江など江南で學んだ。長崎唐人屋敷に北方チャイナ人は一人も來航しなかった。チャイナ側でも名僧・文人の九割は南方人となった。
 そして現在でも唐の文化をよく留めるのは日本であり、奈良の佛像や正倉院御物なかりせば、隋唐美術が如何なるものであったかすらよく分からない。チャイナに殘る隋唐美術は出土物と石刻ばかりである。私自身の分野では、隋唐古樂もまた日本に求められる。

以下に報導リンク。
https://twitter.com/gerogeroR/status/1210108360256708609
https://twitter.com/fusa811/status/1210044615602008064
https://twitter.com/nara_tour/status/1209972192680693760
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https://www.sankei.com/world/news/191226/wor1912260005-n1.html
https://this.kiji.is/582719321194873953?c=39546741839462401
https://img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BBYl66Q.img
https://www.asahi.com/articles/ASMDS5JB8MDSPTFC012.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191225/k10012228161000.html
http://japanese.cri.cn/20191225/8172384e-ad91-3693-1bb7-6648f21b5a4b.html
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/gallery/260206
http://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1577318573500/
https://www.topics.or.jp/articles/-/302807
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/260206



今年(令和元年)はヘルシンキで研究發表をした。

 來年(令和二年)はこの映畫を見たい。


これぞ、フィンランド版『プラトーン』! 日本人が知らなかったフィンランドの歴史
2019/06/25 17:00
【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第643回】
    さぁ、開演のベルが鳴りました。
    支配人の八雲ふみねです。
    シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、6月22日に公開された『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』を掘り起こします。
 
祖国防衛のために…ソ連軍と戦ったフィンランド兵士の壮絶な姿を描いた戦争アクション

2019年は、フィンランドと日本の外交関係樹立100周年記念の年。フィンランドと言えば、ムーミンの故郷、サンタクロースの村がある国、デザイン大国、2年連続で世界幸福度ランキング1位となった国…。メルヘンチックで平和な印象を思い浮かべる人が多いことでしょう。しかし実はフィンランドには、我々が持つイメージとまったく異なる壮絶な歴史があることをご存知でしょうか。

長い歴史を持つ大国スウェーデンとロシアに挟まれた、小国フィンランド。1917年に独立を宣言するも、常に隣国の脅威に晒されて来ました。

第二次世界大戦が勃発すると、ソ連はフィンランドに侵攻。1939年からソ連と戦ったフィンランドは、“冬戦争”を翌年に終結しましたが、その代償としてカレリア地方を含む広大な国土をソ連に占領されることとなりました。そこで国土回復を掲げ、1941年、フィンランドはドイツと手を組み、再びソ連との戦争を開始。

この3年2ヵ月におよぶ戦闘は“継続戦争”と呼ばれ、その壮絶な戦いを描いたフィンランド映画が、いま日本でも話題となっています。

『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』は、「フィンランドでは知らない者はいない」と言われているヴァイニョ・リンナによる傑作戦争文学を映画化したもの。ワンシーンに使用された爆薬の量がギネス世界記録に認定されるなど、極北の地での戦闘を限りなくリアルに再現しています。その迫力は、まるでドキュメンタリーフィルムを見ているような錯覚に陥るほど。

2017年にフィンランド国内で公開されると、『スター・ウォーズ』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』など名だたるハリウッド超大作をも大きく上回る観客を動員し、その年のフィンランド国内興行収入No.1を記録しました。

本作の特徴は、兵士たちの目線での描写に徹しているということ。家族と農業を営んでいた土地をソ連軍に奪われたため、領土を取り戻し、元の畑を耕したいと願っている熟練兵ロッカ。婚約者をヘルシンキに残して戦場へと赴くカリルオト。戦場でも純粋な心を失わないヒエタネン。中隊を最後まで指揮するコスケラ。

年齢や立場、それぞれ生きて来た背景もまったく違う4人の兵士たちが、非情な最前線でいかに勇敢に戦ったかが克明に描写されており、友情や絆、そして生きる意味が伝わる重厚感あるドラマが展開されています。

現代を生きる私たちが知るフィンランドの平和と豊かさは、こうした“名もなき兵士”たちによって築かれたものだということを、改めて窺い知ることができる作品です。

    アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場
    2019年6月22日から新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
    監督・脚本:アク・ロウヒミエス
    撮影:ミカ・オラスマー
    出演:エーロ・アホ、ヨハンネス・ホロパイネン、アク・ヒルヴィニエミ、ハンネス・スオミ ほか
    ©ELOKUVAOSAKEYHTIO SUOMI 2017
    公式サイト 
http://unknown-soldier.ayapro.ne.jp/

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    八雲ふみね
    映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。
    機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。
    初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。
    トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
    八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com


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