波照間・竹富を中心とする海外貿易。  







令和2年度 国立歴史民俗博物館 特集展示「海の帝国琉球-八重山・奄美・宮古からみた中世-」
 令和三年五月九日まで。
 圖録だけ購入しました。注目は竹富・波照間の遺跡。南側の存在感。臺灣東岸航路が既に存在したのか。
 それに、西暦1500年、赤蜂の亂で宮古八重山の磁器出土がぷっつりと切れます。その前、モンゴル元國時代は主に福建粗製白磁で、明國前半から赤蜂以前までが主に粗製青磁。白磁は沖繩本島に見られない種類ばかりで、琉球王府の管理を經ずに貿易してゐたことを示します。
 白磁から青磁への交替は、明國への朝貢貿易開始とともに景徳鎮の青磁が増加したのか、ちょっと知りません。
 それから、圖録中に源平倭寇武士の南下乃至源爲朝について言及ゼロ。避けてゐるのでせうか。

.