三浦春馬氏の遺言「發酵の精神」。 
 食品だけでなく文化文明の比喩としては多分三浦氏の創始と思はれます。グーグルで現在わづか15件。日本文明のあらゆるものが「發酵」で説明できるし、民族全體が一萬六千年間、發酵を目指して來たわけです。世界最古の繩文土器も發酵に用ゐられたさうです。動かざる發酵壺としての島國日本です。その象徴は、勿論父系皇室です。

 三浦氏自身の言葉はこのリンクの中段。

三浦春馬日本製1
三浦春馬日本製2


 平塚市博物館 こだわりの100選 有孔鍔付土器 岡崎 上ノ入遺跡 で発見された有孔鍔付土器は縄文時代中期の土器です。お酒を造る発酵器と考えられ、ムラの祭りの時に使われたと考えます。
平塚市博物館有孔鍔付土器
發酵壺1

 一應つけたしておけば、臺灣の歴史作家柏楊(外省人)の名言に「醬缸文化」がある。何でも味噌醤油の甕にぶちこまれて腐敗する。
「任何一個民族的文化,都象長江大河,滔滔不絕的流下去,但因為時間久了,長江大河裡的許多污穢骯髒的東西,象死魚、死貓、死耗子,開始沉澱,使這個水不能流動變成一潭死水,愈沉愈多,愈久愈腐,就成了一個醬缸,一個污泥坑,發酸發臭。"他認為中國的傳統文化就是這樣的醬缸文化。」    孔子大廈的講辭    中國人與醬缸 醜陋的中國人。
 チャイナ文化の發酵と、日本文化の發酵。似てもゐるし違ひもある。結果として産み出したものが素晴らしければ、發酵の精神となり、産み出したものが劣惡であれば發酵の腐臭となる。結果の差が産まれる原因は、何らかの本質的な差だらう。話せば長くなる。



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