韓國の議長が「天皇は戰犯の息子だ、謝罪せよ」と發言したので、輿論が憤激してゐる。しかし、ちょっと待って欲しい。天皇に謝罪を要求したり戰犯だと主張するのはチャイナが昔からずっとやってゐることではないか。近年では平成十七年八月二十六日に新華社が天皇謝罪を要求して、日本政府が抗議した。
https://www.huffingtonpost.jp/2015/08/28/emperors-apology_n_8052580.html
 こんな國だといふことは、チャイナ建國以前から分かってゐたことであり、こんな國と平和條約を締結するために、日本は臺灣を捨てたのである。日本自身がなした惡果ではないか。チャイナのファシズムも去年あたりから急にCNNやBBCやNYタイムズが報じるやうになって注目されてゐるが、もともと建國以來ファシズムの國である。今更何を騷ぐ日本。チャイナに怒らず韓國に怒る日本人。醜惡だ。日本はこんなことで逐一抗議する前に、しておくべきことがある。

1、尖閣に常駐する。尖閣海域防衞は完璧であるから、いつでも常駐できる。
2、對馬に大規模基地を構築し、ミサイルで先制防衞する(西村幸祐氏主張)。
3、北海道、對馬、離島を始めとする土地につき、外國人購入を禁止する。
4、琉球が日清兩屬でなかった史實を教科書で明らかに記述する。
5、近代以前の悠久の尖閣史を全國民が理解し、諸外國にも理解させる。
6、臺灣を國家として承認し、國交を樹立する。
7、ロシアが國際法違反を謝罪賠償するまで和平交渉を停止する。
8、ファシズムのチャイナと斷交に向けて準備する。
9、自衞隊法ネガティブリスト。憲法を改正せずにできる。
10、その他色々。

以上の最少限度の措置は基本的枠組であり、情勢をにらんで右往左往することではない。これらを早急に實施すれば、どこかの國が何を騷がうが慌てない。ロシアと仲良くした方が得だとか、どこどこの國と手を結ばうとか、そんな戰略家は全員失業だ。レーダーを照射されれば即時實力防衞しても良いし、天皇を罵倒されたら制裁でも何でも思ふ通りにやれば良い。さういったことは、やってもやらなくても枝葉末節に過ぎない。馬鹿げてゐる。やるべき基本をやらずに、制裁だ抗議だとわあわあと騷ぐ愚かさよ。
 揚句の果てに、「こんな韓國にも保守派は存在するので、我々は我慢しよう」とか言ひ出す自稱保守派もゐる。戰略的に北朝鮮ロシアに對する壁として韓國が必要なのださうだ。壁が必要ならば、まづ對馬の國境を固めるのが基本ではないか。基本を忘れてその外側の戰略を練るのは、基本のなってない自分を欺く心理に過ぎない。我慢してもしなくても良いが、兎に角韓國にばかり關心を持ち過ぎてゐる。忘韓が正しいと私は考へる。私だけでなく忘韓せよといふ人は多いが、彼らはちっとも忘韓しないではないか。韓國の露出度を高めると、ますます韓國が興奮して喜ぶだけだ。さっさと忘れて、尖閣沖繩臺灣の露出度を高めるべきだ。

文喜相