音階。出雲の特殊性。出雲と秋田との共通性。方言も出雲と秋田は共通性があること、松本清張「砂の器」でも話題になった。彌生以前の文化が想定される。 
 小島美子「日本民謡の地域性研究に向けての試論--日本民謡の日本海側と瀬戸内海側」
https://ci.nii.ac.jp/naid/120005747849 
に曰く、
「山口県と秋田県の民謡は音階や旋律法など大きな違いがある。島根県の民謡は圧倒的に民謡音階の世界である。とくに島根県の東半分にあたる出雲では,秋田県を超えるほどの高い比率で民謡音階が現われた。これに対して広島県側では律音階系の曲(律音階とその変種,都節音階とその変種を含む)が半分を占めていた。日本海側と瀬戸内海側では大きな差が現われた。民謡音階の民謡を歌っていた人々は,日本海側の地に入り,そのまま瀬戸内海側に進むのではなく,東に進んだ可能性も考えられる」と。

ウィキペディア「琉球民族」に曰く、
「沖縄にはいわゆる琉球音階をはじめとする多様な音階が存在するが、大和民族のもつ音階群とは異なる。」
と。ここにを書き加へました。  
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89%E7%90%83%E6%B0%91%E6%97%8F#%E9%9F%B3%E9%9A%8E
「しかし琉球だけが特別だとは限らず、そもそも日本音階の統一性にも疑問がもたれる。「尺八工房幻海」主人は「全国の民謡でほぼ共通した音階が用いられていることの不自然さ。例えば、方言は地方によってかなりの特色がある。にも関わらず民謡では、音階が同じように使われているというのには、いささか不思議である。」と疑問を呈する。」(尺八コラム 限界突破!続・調子考①、2015/1/5)  
http://shakuhachi-genkai.com/column/column14.html
以下は小島論文を引きました。

砂の器