中西輝政氏。斷片だけ切り取った方が本音が見えます。  
http://www.gentosha.jp/articles/-/8847  
「できるだけ中国との友好関係の維持につとめながら」
「古い中華帝国の再浮上をいかに抑え込むか」
「生まれ変わった新しい中国にアジアと世界の原動力になってもらって、それをどう利用するか」

……色々書いてますが、要するにチャイナの顔色を
窺ひつつ生きぬくのが日本の正しい未來なのださうです。
中西氏は中華帝國の過去を過大に評價してゐます。
そもそも沿岸航行しかできなかった鄭和は、インド洋では
イスラム航海士に頼ったに過ぎません。
まして南沙に進出などしてません。
過去に無かったことを有ったと勘違ひしてる中西さんは、
未來のチャイナについても勘違ひ。「再浮上」などと形容します。
チャイナが民主化すれば良くなるから、日本は支援すべきださうです。
チャイナに對して凄まじい性善説の夢を見てゐます。

中西輝政夕刊フジ
寫眞は週刊ポストより。
https://www.news-postseven.com/archives/20180119_640286.html

 昨年(平成二十九年)は、田久保忠衞氏、中西輝政氏ら保守派大物が次々に轉向し、チャイナと仲良くすべきだと主張し始めた年でした。それに相呼應するかのやうに、政府内でもアジア投資銀行及び一帶一路を支持する発言が相繼ぎ、舵を切ったと報じられてゐます。
 責任の大きさを分かってゐるのでしょうか。アジア諸國はチャイナに對抗する役割を日本に期待してゐます。日本が一帶一路支持に囘ると、アジア諸國はもう劣勢やむなしと見て雪崩を打ちます。日本はその形勢を觀望して、さらにチャイナへの傾斜度を強めてゐます。
 一帶一路とは、陸海シルクロードをチャイナが支配した歴史を再現するといふプロパガンダです。そもそもシルクロードはインド、イスラム、ポルトガルなどの洪水のやうな文明を、チャイナが輸入した道です。まれに陶磁器や絹など輸出品もありましたが、現チャイナはそれを擴大解釋して、チャイナが主役だったといふ逆イメージを作り上げてゐます。そんな虚構に日本政府が協力を表明するのは、よほどチャイナに遠慮してゐるのでせう。となると尖閣で遠慮するのも必然です。
 では、いしゐのぞむは日本はどう生きぬくべきだと言ふのか、と問はれるでせう。日本は自身の國力を高めるべきなのは誰もが一致するでせう。生きぬくにはまづそれが基本です。そして若者はチャイナ以外のアジア諸國に出て行って、現地のアジア人やチャイナ人と喧嘩すべきです。
 さういった基本の上で、國家として誰と仲良くするかといふ問題。私はひたすら正義を貫くことしか考へません。損得勘定で動かない。正義を貫く以上、チャイナと融和することは永遠に有り得ません。
 中西氏は、早い話がアメリカから離れてチャイナにくっつくのが良いと言ってます。損得勘定しか見えて來ません。私は正義の孤獨で良いと思ひます。それでも十分に生きぬくことはできます。相手が誰であらうと、正しいものは正しい、誤りは誤り、さうはっきり物を言ふ國として生きぬく。當り前ではありませんか。チャイナは尖閣でも明らかな通り、虚構の歴史を國是としてゐます。中華思想とは歴史虚構思想に外なりません。チャイナが中華思想を捨てる日は永遠に來ませんから、日本は永遠に反チャイナで生きてゆく。中西氏の言ふやうに、民主化すれば中華思想も消えるのか。甘い。
 なほ、歴史上の日本は、常にチャイナ包圍網を構成する一國ででした。今後も繼續すべきです。關聯リンク。
http://livedoor.blogimg.jp/ishiwi/imgs/c/1/c1119810.jpg
http://senkaku.blog.jp/2016032757304880.html
http://senkaku.blog.jp/2016042659002822.html
鄭和については拙著「尖閣海域史辨妄」、平成二十九年 長崎純心大學大學院『人間文化研究』十五號
https://ci.nii.ac.jp/ncid/AA1184559X


追記。田久保氏の言説は以下の通り。

「日本は日米同盟一辺倒ではなく、中国とも良好な関係を構築する必要に迫られてくるのだ。安倍首相は早急に中国との対話を強化して、戦略的互恵関係を再確認し、協調路線を進めなければならない。」
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/171215/soc1712150026-n1.html

「安倍さん自らが訪中して話をつけるべく接触すべきです。中国とも握手すべきです。」
https://dot.asahi.com/wa/2017032100085.html?page=3