南日本語派(琉球を含む)と東日本語派(八丈を含む)の提唱
2017年12月24日 五十嵐陽介
五十嵐陽介氏の最新の研究は
https://researchmap.jp/yos_igarashi/?lang=japanese
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26770143/
https://researchmap.jp/mu90vd43k-1856949/#_1856949
何やら凄さうだ。琉球語と九州語は確かにかなり近縁性を感じる。
五十嵐陽介(2016)「琉球語を排除した「日本語派」なる系統群は果たして成立するのか?―「九州・琉球語派」と「中央日本語派」の提唱―」国際日本文化研究センター共同研究会「日本語の起源はどのように論じられてきたか-日本言語学史の光と影」第 3 回共同研究会. 2016 年 8 月 30 日. 京都:国際日本文化研究センター.
平成 30 年度琉球大学学長 PI プロジェクト「琉球諸語における『動的』言語系統樹システムの構築をめざして」―鹿児島大学公開共同シンポジウム「九州-沖縄におけるコトバとヒト・モノの移動」(2018 年 11 月 3 日:鹿児島大学)「九州語と琉球語からなる「南日本語派」は成立するか?:共通改新としての九州・琉球同源語に焦点を置いた系統樹構築」五十嵐陽介
五十嵐陽介(2018)「分岐学的手法に基づいた日本語・ 琉球語諸方言の系統分類の試み」シンポジウム 「フィールドと文献から見る日琉諸語の系統と歴史」(2018 年 12 月 23 日,国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/event/specialists/project-meeting/m-2018/files/20181223_05_IgarashiYosuke.pdf
五十嵐陽介「九州・琉球同源語調査票」
https://researchmap.jp/mu90vd43k-1856949/
九州の言語と琉球列島の言語のみが共有している語(形態素)のリスト。PDF。
曰く「球列島の言語と九州の言語の「近さ」を指摘した先行研究。琉球列島の言語と「最も近い関係」にあるのは九州の言語であるとの指摘は、古くは伊波普猷(1911) 、服部四郎(1979)によってなされており、その後も野原三義(1979-83) 、上村幸雄(1997)などによってなされている。最近でも狩俣繁久(2002; 2016)、風間伸次郎(2012) 、五十嵐陽介(2016)が琉球列島の言語と九州の言語の近さを主張している。ただし、従来の研究は、ほとんどの場合、両者の類似性を指摘するにとどまり、
両者が系統的に近縁であることを示す証拠を必ずしも提出していない。」
伊波普猷(1911)「琉球人の祖先に就いて」 伊波普猷『古琉球』沖縄: 沖縄公論社. pp. 1-60.
上村幸雄(1997)「琉球列島の言語(総説)」亀井孝・河野六郎・千野栄一(編著)『言語学大辞典セレクション:日本列島の言語』東京:三省堂. pp. 311-354.
風間伸次郎(2012)「琉球諸語研究の視点―類型的・歴史的観点から―」若手研究者育成セミナー「消滅危機言語としての琉球語研究の意義と目的」東京:東京外国語大学.
狩俣繁久(2002)「琉球列島の下位区分」北原保雄(編)『朝倉日本語講座 10:方言』東京:朝倉書店.
狩俣繁久(2016)「日琉祖語はどのように語られてきたか」国際日本文化研究センター共同研究会「日本語の起源はどのように論じられてきたか-日本言語学史の光と影」第 3 回共同研究会. 2016 年 8 月 30 日. 京都:国際日本文化研究センター.
野原三義(1979-83) 「琉球方言と九州諸方言との比較」(Ⅰ-V)『沖縄国際大学文学部紀要:国文学篇』 8(1), 1-16; 9(1-2), 1-20; 10(1), 1-16; 11(1-2), 1-16; 12(2), A1-A14.
服部四郎(1979) 「日本祖語について 21-22」『言語』8(11): 97–107; 8(12): 504–516.
https://twitter.com/YosukeIgarashi/status/945131329921806341
https://twitter.com/YosukeIgarashi/status/945131642678534145
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