昨年書いた「護憲派宣言! 改憲すると逆に尖閣を防衞できなくなる」
http://senkaku.blog.jp/2016072964323651.html

に關聯する報導が出た。田原總一朗氏。

憲法改正の必要性について、安倍晋三首相が昨年、「全くなくなった」と語っていたことを明らかにした。「米側からの要請がなくなったためだ」と説明したという。首相は次の目標として、「憲法に自衛隊の存在を明記したい」とも話したという。 
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101301041


安倍さんから「憲法を改正する必要がまったくなくなった」「集団的自衛権の行使を決めたら、アメリカは何も言ってこなくなってきた。アメリカは満足したのだろう。だから、憲法を改正する必要はない」と説明を受けたそうだ。
https://www.bengo4.com/internet/n_6798/

これは田原氏が語ったに過ぎない。
しかし確かに最近、安倍首相は自衞隊明記へと方針を轉換した。
符節一致してゐる。
集團的自衞が合憲なのだから、個別的自衞も當然合憲である。
安倍首相が自衞隊存在明記のために改憲するといふのは、
明らかに精神論としてだ。改憲を言ひ續けることにより
愛國派の支持を失なはぬやうにするだけだ。
言はば改憲は靖國參拜みたいなもので、
參拜したって尖閣を守れるわけではない。精神論である。
實務として必要なのは自衞隊法のネガティブリストなどであって、改憲ではない。

しかし安倍内閣が改憲の主張を取り下げると、
必然的に憲法以外の防衞政策に國民の注意力が向くだらう。
その最たるものが尖閣常駐だ。
尖閣はドローンすら接近できぬほどに安全なのに、
http://senkaku.blog.jp/2017091872662441.html
何故尖閣に常駐しないのか、國民から批判が集まる。
さうなっては困るから、精神論として靖國及び改憲が必要なのだ。

ここに國民が氣づかぬ限り、尖閣500年歴史戰全面勝利及び、
その結果として公務員の平和的常駐は實現しないだらう。
現状では、改憲や慰安婦、軍艦島徴用、南京事件などに
國民の注意力が向いてをり、尖閣は忘れられてゐる。
まして悠久の尖閣五百年史を誰も理解しようとしない。

尖閣常駐の障碍はチャイナで暴動發生など、
經濟であり、軍事ではない。
必要なのは悠久の歴史だ。有効手はただ一つ。
歴史百對ゼロの壓倒的悠久の正義を世界に理解させることだ。
「ああさうだったのか!尖閣では最初の1534年から琉球職員がチャイナ使節船を案内し、秀吉家康の朱印船は縱軸横軸で尖閣を航行し、1600年頃に日本が作った精確な尖閣地圖は十九世紀半ばまで世界最尖端であり續け、1604年には國際法の祖グロチウスが尖閣に言及しそこね、1617年には三浦按針がチャイナを避けつつ尖閣を航行し、同年には尖閣の西側入口の馬祖列島で日明間和平合意も成り、1660年には尖閣附近で坐礁したオランダ貨物を薩摩が運んで長崎奉行から出島オランダ商館に引渡し、1719年と1800年には琉球職員が馬祖列島から早くもチャイナ使節の水先案内をして尖閣に導き、1819年には琉球王族が尖閣で公式上陸調査し、1845年には八重山航海士がイギリス人を尖閣に案内し、1867年には歐洲製地圖で尖閣の西側に國境線が引かれ、明國清國は最初から最後まで尖閣と臺灣北方諸島とを混同したままで、釣魚臺を臺灣北方諸島の西側に置くチャイナ史料が歴代の半數を占め、1461年から1872年までずっと尖閣の遙か西方にチャイナ國境線を引いてゐて、1403年のチャイナ尖閣史料は實は琉球人に教はって1573年以後に編まれたに過ぎず、臺灣の地誌に出現する釣魚臺は尖閣ではない別の島であり、琉球風水思想では首里を中心として尖閣を外縁とし、臺灣の風水は基隆から南に伸びるが尖閣へは伸びず、、、、とにかくあらゆる史實が、1895年日本編入の正義に向かって動いてゐたのだ!今悟った!」
世界がさう氣づけば九割の支持を得て尖閣常駐できる。
國際法とか軍事とか地政學とかのチャチな話ではない。


憲法第九條を見直して欲しい。
  「國權の發動たる戰爭と、武力による威嚇又は武力の行使は、
  國際紛爭を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」
  「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戰力は、
  これを保持しない。國の交戰權は、これを認めない。」
前提が「國際紛爭を解決する手段としては」とあるから、
尖閣防衞は合法である。
交戰權・戰力だけを保持せず・認めずと、わざわざ限定してゐるのだから、
自衞權・自衞力を放棄してゐない。
「戰力」は英文草案で「war potential」となってをり、
http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/076shoshi.html
現行憲法の一般的英譯でも變はらない。
つまり放棄する「戰力」に防衞力は含まれない。


國際法上の自衞權の範圍はどこまでか、素人の私は知らない。

宣戰布告を受けたら先制反撃しても自衞の内と解して

良いではないか。多少強引でも政府がさう解すれば良い。

北朝鮮は既に日本列島を沈めると言ってゐるので、

法的には既に宣戰してゐる筈だ。だとすれば、

現行憲法で日本が北朝鮮にミサイルを撃ち込んでも合憲である。

今何故それができないかと言へば、

自衞隊法などで自衞行爲が制限されてゐるからだ。

それを改正するのが急務だ。改憲は無駄だ。



關聯:「護憲派宣言! 改憲すると逆に尖閣を防衞できなくなる」
http://senkaku.blog.jp/2016072964323651.html

自民の高村氏が五年前の總裁選での尖閣談合を曝露
http://senkaku.blog.jp/2017100272900140.html

尖閣から逃げるチャイナ海警船 仲間均議員と電話でお話しました
http://senkaku.blog.jp/2017100272900425.html

八重山毎日「自衛隊は尖閣に配備せよ」社説に注目。 安倍氏は總選舉で説明せよ
http://senkaku.blog.jp/2017092072706234.html

日本の先制を待つチャイナ 自衞隊常駐で問題は雲散霧消する 鍵は歴史だ
http://senkaku.blog.jp/2016071663528871.html

國民新聞寄稿 領土で外交勝敗を論ずる愚 歴史意識稀薄 調停はゼロの側が有利
http://senkaku.blog.jp/archives/19452704.html






田原總一朗291013

http://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594077730
『中国が反論できない 真実の尖閣史』
石平 (著), いしゐのぞむ (史料監修)    ¥ 1,512(税込)
扶桑社表紙