慰安婦像撤去問題について、日本國民の八割が政府を支持してゐると、先日から報じられてゐる。私自身はこれについて關心が無い。氣になるのは國民が尖閣を忘れて慰安婦にばかり關心を持つことだ。逆ではないか。慰安婦は現代の瑣末事であり、長い歴史の中では忘れられて行くだらう。悠久の尖閣史は五百年來の日本の海外進出の象徴として、日本史の根本となる島々だ。國民の關心の所在は本末を顛倒してゐる。
 ところが昨日の報導では、岸田外相が慰安婦問題について稀有の強硬姿勢を見せてゐる。今までの軟弱姿勢とは對照的だ。何故なのか。第一にはオバマ政權からの壓力が無くなり、自由になったのだらう。第二には國民の八割が支持してゐるがゆゑだらう。
 尖閣でも、國民の八割が支持すれば自衞隊常駐は可能だ。米國民が支持すれば米軍參戰も可能だらう。ところが現状では、日米兩國民が尖閣について、「現代の日本と歴史のチャイナ」と誤解してゐる。そのため安倍政權は尖閣に強硬姿勢で臨み得ない。鍵は歴史だ。「現代でも日本、歴史でも日本」と氣づけば、日米兩國民の九割が尖閣常駐を支持するだらう。
 尖閣について國際法を論ずることは、もうやめた方が良い。現代國際法では既に勝負がついてゐるから、論ずれば論ずるほど、「歴史を輕視する日本」といふ形象が世界にひろまるばかりだ。同じく慰安婦に關心を持つのもやめた方が良い。このままでは日本は負ける。


以下、岸田外相の強硬姿勢について報導。
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 「慰安婦像」撤去要求 日韓外相会談
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00350179.html
フジテレビ系(FNN) 2/17(金) 22:29配信
 ドイツを訪問している岸田外相は、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談し、韓国・釜山(プサン)の総領事館前に設置された慰安婦像の撤去を、あらためて求めた。尹外相も撤去に向けて取り組む意向を示した。
この中で、岸田外相は2016年末、釜山総領事館前に慰安婦像が設置されたことについて、「極めて遺憾だ」と述べたうえで、像の撤去を強く求めた。
 これに対して、尹外相も「国際的に適切ではない」と応じ、撤去に向けて最大限努力する考えを示すとともに、2015年末に合意した慰安婦に関する日韓合意を実施する意向を伝えた。
 さらに岸田外相は、竹島への慰安婦像設置の動きがあることについても「受け入れられない」と指摘し、平昌(ピョンチャン)オリンピックに関するウェブサイトで、竹島の表記が韓国の「独島(ドクト)」となっていることにも強く抗議した。
岸田外相慰安婦

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