『環球時報』が、いつもの調子で宮古島と南沙諸島とを同列に扱ふ論説を書いてゐる。それを近藤大介氏(講談社・現代ビジネス)が大きく取り上げ、強烈な反撥だと評してゐる。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50440?page=3
「宮古沖で日本を挑発する中国の狙いは「日中開戦」なのか? 危機回避のため、その真意を読む」 近藤大介 平成二十八年十二月十三日。

勿論チャイナ主張は根本的に誤ってゐる。宮古島は日本の領土だが、南沙はチャイナの領土ではない。何故近藤氏はこんな馬鹿げた議論をわざわざ取り上げるのか。しかもチャイナの反撥が強烈だと紹介するだけで、有効な反駁をせうとしない。近藤氏の標題からして「危機回避」だ。逆だらう。チャイナが危機を作り出して、日本が回避したら、防衞できないではないか。正しい標題は「完全防衞」だ。
 そもそもチャイナは毎日遠吠えしてゐるだけなので、わざわざ講談社が取り上げる必要もない。取り上げるならばしっかり歴史を反駁せねば逆効果だ。結局南沙諸島の歴史について我々がしっかり戰はうとしないことが諸事の根本原因となってゐる。日米が歴史を避けてゐるからチャイナの嘘が罷り通る。南沙の歴史戰リンク三つ:

http://senkaku.blog.jp/2016040257697412.html

http://senkaku.blog.jp/2016070362768480.html
http://senkaku.blog.jp/2016091565883977.html
以上3リンクしっかり近藤氏に讀んで頂きたい。
以下、近藤氏論説より『環球時報』を節録:
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50440?page=3

解放軍と自衛隊は、互いに空中で格闘する準備を整えているが、両国の社会は、戦闘機同士の戦闘のニュースを見る準備ができているだろうか? 中国側はまだできていない。できていないけれども、そもそも一体誰が、東シナ海の情勢をこれほどホットなものにし、中日軍事衝突の序幕がまさに開かれようとしているところまで引き上げたのか?

宮古海峡はスタンダードな国際海域であり、何の争議もない自由通行地域である。中国の海軍も空軍も、ここを通るのは完全に合法的だ。それを日本の戦闘機が邪魔をするのは、明らかにこの海峡地域に対する挑発行為だ。

南シナ海においては、アメリカの軍艦と軍用機が「航行の自由」を宣言し、中国が不満を見せても踏みにじってくる。だがそれでも「数メートル」の距離まで危機が迫ったことはない。かついずれも妨害弾を発射したこともない。日本が宮古海峡でやっている行為は、解放軍が南シナ海でやっていること以上に激しい行為なのだ。

日本は宮古海峡の両側の島嶼で、不断に軍事力を増大させている。過去に中国を威嚇したことがあるミサイルまで使用している。もし解放軍が南シナ海で同様の行為に及んだら、アメリカと日本の世論は何と言うか?

日本は、中国海軍と空軍が、西太平洋で活動を増加させている現実を受け入れるべきである。解放軍は、過去にほとんど「第一列島線」の外側に軍事力を送ったことはなかった。

だがそうかといって、日本人はその海域は天然の「日本の舞台」と思ってはならないのだ。中国のあらゆる行為は厳格に国際法に則っており、それを「中国の挑発」とみなすのは曲解だ。

もしも自衛隊が中国の軍艦と軍用機に対して同様の危険な挑発を続けるなら、早晩、戦闘の責任を負うことになるだろう。そうなると中日の恨みは全面的に点火し、双方の大規模な衝突に発展し、コントロール不能になるかもしれない。

もしも東京が「中国と一戦交える」という覚悟がないのなら、「中国と軍事衝突が起こることも惜しまない」などと虚勢を張るべきではない。それでは局面は悪化していくばかりだ。

中国としては、日本の挑発によって後退する理由はない。中国の空軍能力はいまや、航空自衛隊の能力をはるかに上回っている。もし両軍が衝突したら、日本は決して優勢を保てないだろう。


南沙基地