『大明一統志』に領土は海岸線までと明記してあるが、清華大學の劉江永氏が論文で「ただの海岸までの距離だ」とか言ふので、原文を讀んでないことが分かり、可哀相なので拙著書中では輕く反駁するだけにしたのだが、このブログ(リンク)
http://seizan.blog.so-net.ne.jp/2011-11-17
http://senkaku.blog.jp/2016082565294962.html

のやうにデマを流す人がゐるので、原文の電子畫像を下方に掲載しておく。そもそも領土の記載は地誌の領域卷の通例であって、東西南北が揃ってゐる。珍しくもない。
http://senkaku.blog.jp/archives/35545379.html
http://senkaku.blog.jp/archives/36524369.html

海岸の距離だけだといふのはどこの一年生だらうか。詳しい場合には東南、西南、西北、東北も併記される。明國も清國も同じだ。最南は海南島までなので、南支那海全域は領土外だ。地誌明記の海南島の線についてはフィリピンのカルピオ判事も舉げてゐる。尖閣の西方のチャイナ領土線については、美根慶樹氏も書いて下さったが、
https://thepage.jp/detail/20150328-00000001-wordleaf?&page=2
更に詳細は下の論文に書いてあるのでご覽頂きたい。
 「尖閣釣魚列島雜説七篇」
『ことばと人間形成の比較文化研究、長崎純心大学共同研究報告書』所載、長崎純心大學比較文化研究所、平成二十五年三月刊。
http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/25825613.html
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024345623-00
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB12817507

pdfファイルダウンロードはこちら。
http://www.academia.edu/15634808/
https://docs.google.com/uc?id=0B2MwcvRggQjpc0lScnduYmhUYkk

「問題發生でプレビュー出來ません」などの表示が出ても構はずダウンロードして下さい。

以下は電子畫像。ほんの若干例。
福寧州志疆域赤
 ▲福建の福寧州志・疆域。嘉靖刊。天一閣藏本の影印。赤色はコピー紙面に書き入れたので、原書を汚したりしてませんので、念のため。

大明一統統一公司本福州3
 ▲大明一統志。統一公司影印の天順刊本。