時事通信。
一部主張で中国に不利になるとの見方が強まっている。」
「最大の焦点となっている「九段線」については判断するか現時点で明らかにしていない。」
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070500454
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160705-00000072-jij-asia
この報導を見る前から、私は深く憂慮してゐる。九段線の判斷を避けるならば、事實上チャイナ勝利だ。さうさせぬために、歴史ゼロの聲を揚げねばならない。九段線は完全に虚構なのだ。

【要點1】 2000年前と主張する「漲海崎頭」(南シナ海の島嶼・岩礁か)は、外國船が發見したと原史料に明記されてゐる。南海研究院の呉士存院長も自著の英譯本で、うっかり「外國船が發見」と認めてゐる。
【要點2】西暦 18世紀中期、陳洪照《吧游紀略》(巴遊紀略、はいうきりゃく)及び、西暦19世紀初期、顔斯綜(がんしそう)《南洋蠡測》(なんやうれいそく)では、海南島のすぐ南側(西沙諸島の北側もしくは西沙そのもの)を「中外の界」(國境線の内外)としており、南沙は完全に國境外である。

詳細は下リンク:「南沙は古へより界外に在り──ニセ歴史を捨てるべき時が來た、天下雜誌獨立評論」
http://senkaku.blog.jp/2016070362768480.html
http://opinion.cw.com.tw/blog/profile/52/article/4458

「柳井俊二裁判長は日本人だから日米側に有利な判決になるだらう」、とチャイナ外交部は騷いでゐるが、
(時事通信:日本人所長の公平性に疑義=仲裁人選定は「意図的」-中国次官)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070600002
(求是、平成二十八年七月三日、劉振民寄稿)
http://www.qstheory.cn/dukan/qs/2016-07/03/c_1119153268.htm

それは日本人を理解してゐない。日本人は必要以上に相手に配慮してしまふ。それが日本の弱さなのだ。今度の七月十二日も、チャイナに幾分か配慮した判決になる虞れがある。しかしマスコミは、九段線如何を問はず、日米優勢の判決になったと報じるだらう。チャイナ側は、「それ見たことか、九段線を否定できないではないか」と大騷ぎするだらう。二十一世紀の前途は暗い。

柳井俊二2
 ▲柳井氏