尖閣に於ける愛國的漁業活動を阻止したのは海上保安廳が惡い。安倍さんは惡くない。小笠原で珊瑚を守れなかったのは憲法が惡い。安倍さんは惡くない。APECでは六分四分で勝ったから安倍さんの失策ではない。武裝したチャイナ海警船が領海を侵犯しても撃退しないのは憲法が惡い。安倍さんは惡くない。産業革命遺産で徴用を強制連行と認めたのも外務省が惡い。安倍さんは惡くない。さう信じて來た人々がゐる。私は安倍政權の動きを三年間見て來て、當然惡いのは安倍首相自身だと分かってゐた。國民の愛國心を利用して支持率を高めてゐるだけだ。
 憲法改正に期待する人もゐる。私は期待してゐない。尖閣は單なる防衞だ。意志を實行に付すれば防衞できる。現憲法に抵觸しない。逆に意志薄弱ならば幾ら憲法を改正しても防衞できない。安倍政權が憲法を改正した後も、チャイナ海警を撃退することは無いだらう。今やらないのに、その時になって俄かにやる筈が無い。
 私は正直な處、慰安婦の件に關心は無いし、史實も確認してゐない。他國は日本よりも惡劣にやってゐたのだから、七十年もたてば小さな問題だ。小さな問題を日本の左翼と韓國側とが共に大きくして、日本の愛國派がそれに抗議することで更に大きくしてゐる。騷ぎたい人々に騷ぐ材料を提供してしまってゐる。
 ただ昨日(平成二十七年十二月二十八日)の慰安婦合意で分かったことは、安倍政權が愛國派ではないことだ。勿論私自身は前から分かってゐたが、世間の人々も昨日でやっと分かっただらう。愛國派でない安部首相が、チャーチルのやうに斷然たる意志を以て尖閣を防衞するか。する筈が無い。チャイナ政府にもそのことが良く分かっただらう。意志があるならば安倍首相は就任の翌日に石垣島に中古レーダーを設置した筈だ。それすら三年間しなかったのが安倍政權だ。從って尖閣危機は目前に迫ってゐる。尖閣喪失は終に現實となる。
 今すべきことは、チャイナが尖閣を發見も命名もせず、五百年間文化的にも完全にゼロだったといふ眞實を、日本國民が理解して世界にも理解させることだ。昨日で目醒めた人々が今度こそ支持してくれるだらう、と思ってフェイスブックに書いたが、どうも反應は冷たい。どうやら愛國派日本人は、韓國に對する意地にばかり熱心で、尖閣喪失をさして憂慮してゐないらしい。
 これでは駄目だ。愛國派日本人も安倍政權もマスコミも、尖閣古史に關心無く、防衞意志も無い。もう尖閣喪失は近い。

關聯リンク:
今日の日韓ショックよりも APEC尖閣合意の衝撃こそ大きかった
http://senkaku.blog.jp/2015122851324432.html
有權者は政權支持か否かの擇一をやめよ 尖閣抛棄か否か監視せよ
http://senkaku.blog.jp/2015122851340881.html


釣魚島是中國的