- 尖閣480年史 - 今古循環、愚智往復 480 years history of Senkakus

senkaku480 石井望。長崎純心大學准教授。電子メールishiwi@n-junshin.ac.jp (全角@を半角にしてご使用下さい)。 電話090-5084-7291。 日本安全保障戰略研究所研究員。




連續ツイート。
https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363264418356682753
 茂木外相は「尖閣は歴史的にも国際法上も我が国固有の領土」とした。  
https://fnn.jp/articles/-/140671
  評價する。安倍内閣後期では固有を避けた。何故固有か。日本は世界最古であるため、何年何月建國か不明。領土がいつから存在するか不明。最古だから固有概念が出て來る。國際法用語を超える歴史概念。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363488735266922499
 領土としての出現の時期は熊襲、薩摩、奧州、松前、竹島、尖閣などが遲いです。遲いから輕いといふものではないと思ひます。繩文一萬六千年の領域が、奇跡的にほぼ現代日本と一致します。つまり文明領域を次第に國家制度で確立したといふのが日本史ではないでせうか。國家制度なるものはメソポタミアからの輸入品ですが、その前から日本文明は存在しました。細かく領域及び時期を分けて、ここが固有、ここは非固有といふのは、法律論ですが、では法律論として日本の中心の領土はいつ成立したのか不明です。勿論明治維新でもありません。法律を超越する日本です。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363490038827257856
 固有の領土といふ呼び方は昭和後半に出現したものですが、何故固有といふ呼び方が自然に出て來て、廣く國民に受け容れられたのか。それは我が國は他國から奪った領土の國ではなく、もとから存在する世界最古といふ自然な感覺を日本人が持ってゐたからでせう。固有は法律用語ではありません。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363491910938222600
 通論として固有の領土の呼び名は昭和後半に出現とされてゐますが、今グーグルを見ると大正年間から既にありますね。いづれにしろ、やや不明瞭だった封建制度的國權を、近代國家として確立したのは廢藩置縣及び尖閣編入などです。尖閣だけが全く異なるものではありません。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363493541658329088
 工藤武重「條約原論」、明治26年。  

 自序第二頁。領土・出入國管理について「固有の國權」。多分これが固有の領土論として最も早いですね。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363504472362655749
 明治に初めて史料中に出現する離島は澤山あります。それに較べれば尖閣の日本史は古いのです。では何故わざわざ尖閣及び大東島を明治18年に調査して、相繼いで編入したか。それは英國の脅威の故です。   
http://senkaku.blog.jp/2020061383176331.html
 日本國際問題研究所發表プレスリリース。さらに明治政府は清國に對しても杞憂してしまった。英國の件が無ければ尖閣は他と同じく調査せずに領土として確立したでせう。

 さて、工藤武重「條約原論」から少しく勉強してみると、羅馬國内法は「jus civile」(ius civilis?) = civil law。これに對して國際公法は「jus gentium」(ius gentium) = Law of nations = international law。gentiumは萬國の義を言ふ。ローマ市民に適用するのが國内法、それ以外(屬州など)に適用するのがjus gentiumだとする。ここからグロチウスは國際法の着想を得た(工藤氏書の16頁)。
 英語で内戰をcivil war、國籍をcitizenshipと呼ぶのはこの慣習にもとづくのだらう。
 ここにローマ市民の本來的領域と、ローマ軍外征後の屬州(外領)といふ兩概念が既に存在する。これぞまさに尖閣などの固有の領土と、朝鮮臺灣のやうに獲得した領土といふ兩概念に非ずして何ぞ。
 この「jus civile」(ius civilis)を工藤氏は固有法と譯す。されば工藤氏の固有の國權とは、日本國民本來の國權であって、外から獲得した國權ではないといふ意であらう。よってラテン語で固有の領土と言ふならば「terra civile (civilis)」もしくは「territorium civile」といふことにならう。
 そこまで考へなくとも、近世歐洲製地圖地誌では、チャイナ本土をChina properとして、チベットモンゴルウイグル等の藩部をempireとする。properは固有に外ならない。國際法に固有の領土概念が無い筈がないのである。

 ラテン語で無主地はterra nulius(無人地)。有人にして無主の場合も近代歐人はterra nuliusと呼んだが、それは語義擴張である。terra nuliusにローマ市民域の統治が及べば、そこは同じく市民領土=固有の領土といふことにならう。

 なほ、「固有の領土」といふ語は昭和初期に既に存在する。
戦争の経済学     勝田貞次 著    春秋社    昭13
 第46頁。明治五年を「固有の領土」の起點として、明治二十八年日清戰爭獲得領土から以後の擴大面積を數値で示す。尖閣は日清戰の獲得領土ではないから、起點の内だらう。何故明治五年に定めたかといへば、明治四年の廢藩置縣以後といふ意だらう。廢藩置縣が少しく遲れた琉球も實際は固有の内である。何故なら廢藩置縣を以て日本國が成立し日本領土が出現したわけではないのだから。

「世界史上の支那 : 極東将来の展望」    煙山専太郎     刀江書院    昭和十三年。 
第267頁。
 日本固有の領土以外の民が日本語を話す。固有以外とは臺灣朝鮮等を指すだらう。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363808040495943681
 近代以前と近代以後とを分けることは不可能です。  http://senkaku.blog.jp/2018111878207653.html  江戸幕府の日米和親條約から近代法だと規定するなら、江戸幕府は近代法の主體であり、江戸幕府の存在の法的根據は征夷大將軍。天皇が任命。天皇は日本の法的主體です。ならばいつ成立したのか。不明なのです。
 これは國際法の最尖端研究者とも幾度か議論しましたが咬み合はず。日本國成立の時代の話だと何が事實か不明。神話とごちゃまぜ。神の國、日本。となると大物主の國讓りも法的に否定できず。よって皇室以前からの連續性。

https://twitter.com/ishiwinozomu/status/1363809871561252864
ネルチンスク條約から清國も國際法の主體。   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AF%E6%9D%A1%E7%B4%84  これも法學者と議論しました。しかも琉球は明國の國王印を清國に返納して、連續性を認めてます。要するに小手先の議論は駄目なんですね。尖閣でチャイナがゼロだといふ歴史で勝負するしか手は無し。政府は理解せず。


關聯:
繩文文明域。
http://senkaku.blog.jp/2018111878207909.html







 以前、チャンネル櫻沖繩放送局でお世話になったアナウンサー手登根(てどこん)氏。近ごろ私は琉球史を勉強してゐたら手登根氏のご先祖樣が出て來ました。
 尚巴志王の父と祖父は沖繩本島東南部の佐敷から出て、尚巴志が三山を統一しました。その尚巴志の臣下として明國まで行って貿易したのが、大役人・手登根(手登根の大屋子)でした。「おもろさうし」卷14の第37番で詠はれてゐます。伊波普猷『おもろさうし選釋』第九番に詳しい解説があります。
 おもろさうしは難解ですが、伊波普猷の解説で理解できます。手登根の大屋子は明國に渡って貿易すること複數囘だったと推測されてゐます。複數囘ならば一度くらゐは尖閣附近を通過した筈でせう。

 なほ、伊波普猷の解説によれば佐敷の東の知念に唐船が多數輻輳してゐたとのこと(おもろさうし19-11)。これは後の那覇貿易の時代ならばとても考へられないことでせう。琉球國では管理貿易が非常に嚴しく、琉球人は妄りに國外に出ることを許されず、外國船も自由に琉球に入港できなかったのです。しかし沖繩本島東岸の知念に輻輳するといふのは、三山統一以前の山南國の事象でせう。まだ貿易管理は緩やかだったと考へられます。
 明國洪武皇帝も繰り返し海禁令を出してゐます。繰り返したといふことは、禁じることができなかったのです。洪武年間(日本南北朝の末)は明國側の記録でも明國官船が頻繁に琉球に渡來してゐます。後の時代には數十年に一度しか來なくなりますが、洪武年間だけは頻繁だったのです。よって、知念の唐船とは洪武年間(西暦14世紀末)の事象でせう。

 チャイナ側では、この時代の唐船の多さを以て尖閣航路渡航の證據だとしてゐますが、同時代に福建に群がってゐた倭寇はもっと多かったのですから、日本の勝ちです。しかも、東岸までわざわざ唐船が來るといふのは、明國側の都合とは思はれません。琉球側(山南國)が唐船を導いたことほぼ間違ひ無いでせう。このことからも、海洋覇權は明國の手中に在らずして琉球側に在ったことがほぼ分かります。

手登根佐敷知念




 



大河ドラマ標題「青天を衝け」の漢詩。
授業用。

内山峽。
襄山蜿蜒如波浪。西接信山相送迎。
奇險就中内山峽。天然崔嵬如刓成。
刀陰耕夫青淵子。販鬻向信取路程。
小春初八好風景。蒼松紅楓草鞋輕。
三尺腰刀渉棧道。一卷肩書攀崢嶸。
渉攀益深險彌酷。奇巖怪石磊磊横。
勢衝青天攘臂躋。氣穿白雲唾手征。
日亭未牌達絶頂。四望風色十分晴。
遠近細辨濃與淡。幾青幾紅更渺茫。
始知壯觀存奇嶮。探盡真趣游子行。
恍惚此時覺有得。慨然拍掌歎一聲。
君不見遁世清心士。吐氣呑露求蓬瀛。
又不見汲汲名利客。朝奔暮走趁浮榮。
不識中間存大道。徒將一隅誤終生。
大道由來隨處在。天下萬事成於誠。
父子惟親君臣義。友敬相待弟與兄。
彼輩着眼不到此。可憐自甘拂人情。
篇成長吟澗谷應。風捲落葉滿山鳴。

https://eiichi.shibusawa.or.jp/denkishiryo/digital/main/getimage.php?basepic=images/01/010227.png
https://ameblo.jp/kyouna-jp/image-12655722568-14894025956.html

澁澤榮一内山峽漢詩碑大河ドラマ青天


澁澤榮一内山峽漢詩大河ドラマ青天

澁澤榮一内山峽漢詩碑大河ドラマ青天2
澁澤榮一内山峽漢詩碑大河ドラマ青天3

澁澤榮一内山峽漢詩碑大河ドラマ青天4
澁澤榮一内山峽漢詩碑大河ドラマ青天5
澁澤榮一内山峽漢詩訓大河ドラマ青天1


澁澤榮一内山峽漢詩訓大河ドラマ青天2
澁澤榮一内山峽漢詩訓大河ドラマ青天3
澁澤青淵先生内山峡之詩
襄山(じょうざん)蜿蜒(えんえん)として波浪の如く 西は信山に接して相送迎す
奇険は就中(なかんずく)内山峡 天然の崔嵬(さいかい)けずり成すが如し
刀陰の耕夫青渕子 販鬻(はんいく)信に向ひて路程を取る
小春初八好風景 蒼松紅楓草鞋(そうあい)は軽し
三尺の腰刀桟道を渉り 一巻の肩書崢(そう)こうを攀(よ)づ
渉攀(しょうはん)益々深くして険弥々(いよいよ)酷(きび)しく
奇巌怪石磊々(らいらい)として横(よこた)はる
勢は青天を衝き臂(ひじ)を攘(かかげ)て躋(のぼ)り
気は白雲を穿ち手に唾して征(ゆ)く
日亭未牌(びはい)絶頂に達し 四望の風色十分に晴る
遠近細辧(べん)す濃と淡と 幾青幾紅更に渺茫(びょうぼう)たり
始めて知りぬ壮観は奇険に存するを 真趣を探り尽くして遊子行く
恍惚として此の時得る有るを覚ゆ
慨然として掌(しょう)を拍(う)って歎ずること一聲(いっせい)
君見ずや遁世清心の士 気を吐き露を呑みて蓬瀛(ほうえい)を求むるを
又見ずや名利に汲々たるの客 朝に弄り暮に走りて浮栄を趁(お)ふを
識らず中間に大道の存するを 徒らに一隅を将って終生を誤つ
大道は由来随所に在り 天下万事誠に成る
父子は惟(これ)親(しん)君臣は義 友敬相待つ弟と兄と
彼の輩(はい)着眼は此に到らず 憐れむべし自ら甘んじて人情を払うを
篇成りて長吟すれば澗谷(かんこく)応へ 風は落葉を捲いて満山鳴る

 昭和十五年十一月廿四日建立  後学木内敬篤謹書


若按司。重要な言葉になる。
史料に頻出する「結致」「結制」「結習」は、若按司「わ」が脱落した福建字音ではないか。今日令和三年二月十五日、八重山日報に掲載された。
http://www.shimbun-online.com/product/yaeyamanippo0210215.html

しかし、「わかあじ」の年代を遡ることは難しい。おもろさうしに「わかあんし」「わかあち」は無い。「わかてだ」は有る。現代語譯本では一般的に「若按司」と譯される。

おもろさうし、卷十一に、
宇根ぐすく、げらへ。大ぐすく、げらへ。
かさす若てだよ。真物若てだよ。
(宇根グスク造り、大グスク造り、
翳す若王よ、真物若王よ。)
https://shimuchi.lib.u-ryukyu.ac.jp/collection/nakahara/na03001/56
https://shimuchi.lib.u-ryukyu.ac.jp/collection/iha/ih04504/61

おもろさうし11若按司わかてだ

現代語。 


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島袋源一郎『沖繩縣國頭郡志』第二十九章「舊家由緒」。大正八年。

嘉永三年傳承の世の主由緒書、『沖繩縣國頭郡志』第三百八十六頁。

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/960671/225

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/960671/226

  

世の主の由緒、『沖繩縣國頭郡志』電子文字:

 一、琉球国之儀往古中山、南山、北山と三王為被成御在城由北山之儀者今帰仁の城主にて琉球之中より国頭五ヶ間切その外伊江島、伊平屋島、与論島、沖永良部島、徳之島、大島、喜界島を御領分にて御座候由、北山の御次男右真松千代王子の儀者沖永良部島為御領分被下御渡海の上、玉城村金之塔へ御館を構え被成候由、左様処大城村川内の百と申す者、御召烈兼々猟銃に古里村の下与湾海へ御差越海上より、右川内の百等分の古城地指し、彼地之儀は大城村の地面地面にて御座候に付き、世の主加那しの御居城御築可被遊段申上候処忝被思召との御返答にて則其比、後蘭孫八の居城と申者え築城方被仰付三年目に城致成就就夫より御居城と相成候由。

 一、世之主加那志御奥方之儀は中山王の御嫁にて御名前真照兼之前と申唱候由。

 一、本琉球国之儀、三山御威勢を争へ度々合戦為有之候由然処北山今帰仁城の儀は中山の大将尚巴志は、北山の本部大原という者の謀反により攻亡され、南山も落城終に中山一統に相成為申由、右に付而世の主か那し事頼少なき小島に而鬱々として被成御座候折柄 中山より和睦之使船数艘渡海有之候由末実否御聞届も不被成、此方事北山の二男にて候得者中山よりの軍船は相違無之候在候得者小島を以大国に難敵を直に奥方を始御嫡子其外無残御差違へ御自害之由。

http://yannaki.jp/2016nen3.html

 沖縄の地域調査研究

寡黙庵:(管理人:仲原)  今帰仁村歴史文化センター

沖繩縣國頭郡志page386えらぶ世の主由緒書切赤
  ▲島袋源一郎『沖繩縣國頭郡志』

http://www.shimbun-online.com/product/yaeyamanippo0210207.html

 令和三年二月七日に八重山日報の紙面に載った「懷機」の新説について補足。

 西暦千四百十一年(明國永樂九年)陰暦二月の『皇明實録』に王相の子「懷德」が出現する。寫本で或は懷得に作る。宰相の子が懷德だから、このとき既に宰相自身は懷機だらうと推測する人がゐる。しかしそれはあまりにも前後の事情に符合しない。よって私は懷德は懷機の誤寫と考へる。越來(ごえく)按司の子、すなはち越來若按司だらう。
 昨年私は懷機は宇江喜だと考へた。呉音にもとづく。しかしできるだけ福建音で統一したいし、そもそもこの時期に大豪族宇江喜氏が宰相になったといふ史料も全く無い。そこで今年になって史料から得たのが越來なのである。下に昨年の談話を無料公開しておく。
 この談話で西暦千四百二十八年とするのは『歴代寶案』の記載だが、その前の西暦千四百二十七年に國相(宰相)懷機が「安國山に華木を樹うるの記碑」に既に出現する。碑文によれば明國から任命されたのではなく、既に國相なのである。

八重山日報20201108-50宰相懐機は宇江喜かタイムス唐人説の疑義

 懷機について詳説は數日中に八重山日報のオピニオン欄に掲載の見込み。




上里隆史氏ブログ:
「なは」という地名に「那覇」の漢字があてられるようになったのはいつ頃のことでしょうか。確認できるかぎりでは、1521年の三司官から種子島時堯へ宛てた書状(『旧記雑録』)。「那覇之奉行」という文言で登場します。
 1542年の大内氏奉行人・相良武任の書状には「奈波」とあり(「中川家文書」)、この頃は表記が定まっていなかったようです。
 1559年には「那覇主部(なはぬしべ)」から島津氏の老中あてに書状が送られていますが、ここでは「那覇」と表記されています。どうやら16世紀後半から「那覇」表記が一般的になったようです。
 書状では琉球側から「那覇」と表記し、本土側からは「奈波」とあることから、あるいは琉球自身では16世紀前半の時点ですでに「那覇」表記が固まっていたのに対し、日本側では適当な漢字をあてていたのかもしれません。

http://okinawa-rekishi.cocolog-nifty.com/tora/2014/05/post-b781.html

 これは意圖的な印象操作です。那覇の最古の出現は西暦1471年『海東諸國紀』で「那波」の皆渡(みなと)となってゐます。
 また、『琉球國舊記』卷一と『遺老説傳』卷一では、那覇はもとの奈波から改められたとしてゐます。さらに、奈良時代の「阿兒奈波」も關聯します。
 つまり、那覇よりも那波・奈波が古いといふのが一貫した定説で、後に那覇が出現しました。チャイナ貿易の上でチャイナ近世字音の那覇に合はせたのでせう。チャイナ近世字音では波(等韻一等)がPOに変化し、覇(等韻二等)は元通りPAと讀みます。

 上里氏も否定しないのは「すでに那覇」、つまり那覇が新しいといふ事實です。書状で見る限り、琉球側から新たな那覇標記が産まれ、本土側では古い那波・奈波を使ひ續けてゐたのです。新たな那覇と古い奈波ですから、テキトーではありません。
 『海東諸國紀』、『琉球國舊記』、『遺老説傳』の地理記述を無視して、本土側がテキトーだといふのは、上里氏の個人的價値觀でせう。私としてはその價値觀には全く贊同しかねます。沖繩には何でも全部本土が惡いといふ風潮がありますが、上里氏はそれに近い價値觀でせう
 
 なほ、製鹽で有名な舊赤穂郡の那波(なば)も深い港ですが、萬葉集の「繩の浦」が播磨の那波だといふのが定説です。柳田國男「南島研究の現状」、島袋源七「今帰仁を中心とした地名の一考察」では、赤穗の那波を沖繩の那覇に結びつけてゐます。

 南島論叢 (沖縄日報社): 1937内、「今帰仁を中心とした地名の一考察」島袋源七。「那覇は播磨の那波から縁引いた」云々。 

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1824724/86


 柳田国男「南島研究の現状」、『財團法人啓明會講演集』第十五囘。大正15年。
「ナハは與那覇・我那覇・下那覇などと謂って諸處に在る。内地でも亦那波といふ地名は少なくない」云々。
(復刊:「小さきものの思想」所收、柳田國男、文藝春秋平成26年)
(復刊:「民衆史の遺産」第14册「沖繩」所收、谷川健一、平成三十一年)


 また、江戸に參勤した琉球使は、船で奈波津(赤穗郡の那波)に入港した記録があります。薩藩『舊記雜録・追録』卷49、正徳4年10月25日。
 飛鳥奈良時代に參朝した南島人も、萬葉の故地たる播磨の那波の沿岸を通航せぬ筈がありません。

海東諸國紀内閣文庫琉球那波
  ▲『海東諸國紀』琉球國圖より「那波皆渡」。

詳細は、八重山日報の談話連載「小チャイナと大世界」(61)石井望(談)
令和3年1月三十一日、日曜。新聞オンラインあり。






NHK ETV特輯第304回 平成22年1月31日(日)
シリーズ日本と朝鮮半島2000年
第10回 “脱亜”への道 ~江華島事件から日清戦争へ~
https://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0131.html

番組24分から坂野潤治氏が出した圖がこれ。

NHK坂野

坂野潤治氏は東大の先生方の中でもさらに親分。偉い先生。
 ウィキペディアによれば先日亡くなるられたとのこと。合掌。

上の圖は完全にフェイクである。白も橙色も赤色も全部フェイク。詳しくは今度ひまな時に書かう。

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Scoop: Former OMB director to set up Pro-Trump think tanks
Axios
Hans Nichols, Lachlan Markay
https://www.axios.com/former-omb-director-to-set-up-pro-trump-think-tanks-3b297535-23e6-427f-8723-763c6bbe358e.html

russell_vought

OMB Director Russ Vought parfticipates in a photo-op for the printing of President Donald Trumps budget for Fiscal Year 2020 at the Government Publishing Office in Washington on Thursday, March 7, 2019. (Photo By Bill Clark/CQ Roll Call)

Russ Vought, who led Donald Trump's Office of Management and Budget, plans to announce two pro-Trump organizations Tuesday, aiming to provide the ideological ammunition to sustain Trump's political movement after his departure from the White House.

Why it matters: The Center for American Restoration and an advocacy arm, America Restoration Action, will try to keep cultural issues that animated Trump’s presidency on the public agenda, according to people familiar with the matter.

What we're hearing: Vought is teaming up in the effort with Rachel Semmel, who ran communications for Trump's OMB, and Ashlea Frazier, his former chief of staff.

    The Center for American Restoration will be organized as a 501(c)(3) nonprofit, and explore issues including voter fraud and the role of big technology and social media companies in disseminating information.
    America Restoration Action will be set up as a 501(c)(4) "social welfare" group, with more of a focus on policy advocacy.

The big picture: The ideological direction of the GOP and the larger conservative movement in post-Trump America is yet to be determined.

    With speculation rife about Trump’s post-presidency plans, some of his aides have distanced themselves from him and have condemned his comments to a group of protestors that later assaulted the Capitol on Jan. 6.
    But Vought is among those who are staying close to Trump. He's working to ensure that cultural issues that Trump ran on, from transgender rights to critical race theory, remain front and center in the Republican Party and coming elections.

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 How To Lead The United States Into An American Spring
To those asking where we go from here, there must be one conclusion from the right: The counter assault must be sustained. There is no going back.
https://thefederalist.com/2021/01/26/how-to-lead-the-united-states-into-an-american-spring/

Many men and women of the right are asking themselves in the days following President Trump’s departure from office: “Where do we go from here?”

The answer is easy for some. The establishment desires to move beyond Trump and return to business as usual: where powerful interests have an outsized voice in setting the agenda, where policy objectives are routinely sterilized of all perceived political risk, and where elites keep their base of voters in the dark.

But the establishment is not the only constituency breathing a sigh of relief that Trump is no longer in the White House. Much of what can be termed the “center-right” movement in the Beltway and commentariat is ready to revert to their pre-Trump agenda: robotically extending America’s interests to the outskirts of the globe, tinkering at the margins of an ever-expanding welfare state, and prioritizing a sort-of market absolutism. The cultural issues—the ones that trigger name-calling by the left—get pats on the head, but no real action, priority, or passion.

As a result, this movement has failed to change America’s trajectory. Notwithstanding policy victories on taxes, welfare, and the right to life in the last several decades, the tide of progressive liberalism has not been turned. The commanding heights of culture—the academy, the media, the entertainment industry, elite opinion, etc.—have only gotten stronger and bolder.

Trump’s election was glaring evidence of a deep dissatisfaction with both conventional politicians and the establishment—for their lack of mettle against the left and their refusal to address the many cultural issues that fell outside of their conventional views of conservatism. In addition, President Trump’s dogged commitment to keeping his promises led to adoration within his conservative base of supporters.

But his presidency was about far more. It was the first real counter assault to the left in decades, by a champion who had the stomach and the strength to sustain the withering fire of his adversaries. This explains the lengths to which the left went to destroy his presidency and his movement.

To those asking where we go from here, there must be one conclusion from the right: The counter assault must be sustained. There is no going back. The call for unity must not become an excuse for surrender.

Yet even if conservatives recommit to the fight President Trump began, there is much work to be done to broaden and anchor the movement in truth and resolution. There has been too little effort to formulate an enduring America First agenda befitting an America First politics. The conservative movement needs an organization focused exclusively on framing policy battles on those specific issues.

That is why I am founding the Center for American Restoration, and a corresponding activist organization named American Restoration Action. It will help restore an old consensus in America that has been forgotten, that we are a people For God, For Country, and For Community.

For God. The establishment has effectively accepted the terms the left has set to govern the public square. God is excluded, and faith has become a predominantly private matter. It is no longer acceptable for conservatives to argue as citizens or elected officials from a Judeo-Christian worldview.

As a result, many of our leaders are often unable or unwilling to mount a persuasive defense of traditional institutions or offer a check against the modern emphasis on personal autonomy. Nor do modern conservatism’s policy priorities provide a satisfying answer to the despair and loneliness of a world that has forgotten God and abandoned community.

This exclusive focus on the material needs of human beings has obscured much of the difference between the right and the left.

For Country. Although their patriotic love for this country could never be questioned, before the rise of President Trump, many of our leaders had lost clarity on the proper conceptualization of American interests.

In foreign policy, this led to endless war, America-as-world-policeman, sclerotic multilateralism, and trillions spent on foreign aid and a sprawling defense-industrial complex. It led to borders being overrun for generations, creating unfair labor competition for the least off in America without any debate by its citizenry and laying great burdens on local communities.

At home, it led to the decades-long plundering of the American economy by multinational corporations eager to claim the benefits of American law while disclaiming all responsibility to provide remunerative employment to American workers. In a single year, our election system was hastily upended by those who had been pushing for relaxed voting rules for decades. This inattention to America’s interests has bankrupted and exhausted the country.

For Community. As culture has moved left, the admirable enthusiasm for liberty has descended into caricature, failing to distinguish freedom from autonomy. As a consequence, our leaders have failed to diagnose some of the country’s most pressing challenges.

Whether it is cultural Marxism spreading racial division under the guise of “equality” and “diversity” through influential private institutions, the impact of pornography in communities, or various statewide pushes to legalize the use of drugs, the exclusive focus on government overreach has blinded our leaders to cultural corruption, preventing a coherent and united response from conservatives.

As a result, few are equipped to stand athwart the age and make a full-throated defense for something other than “progress” or going forward. Most won’t fight, because they no longer believe, and repeatedly lose policy fight after policy fight because they have no firm footing.

The Center for American Restoration exists to provide that footing. Its mission statement is to restore an American consensus of a nation under God with unique interests worthy of defending that flow from its people, institutions, and history, where individuals’ enjoyment of freedom is predicated on just laws and healthy communities. Our endeavors will include the following:

    Extending the principle of being pro-life to a nationwide enthusiasm for promoting life and increasing the birth rate—having more children and bigger families, adopting children, and championing (not simply enduring) the disabled.
    Rejecting the militant “successor ideology” that has taken root in elite institutions, unifying the country around the principle of equality under the law, and developing an agenda to loosen its grip and dampen the power of “cancel culture.”
    Challenging the policy architecture that has hollowed out productive work for America’s working class and transferred the gains of the American economy to the service-sector elites.
    Redeeming the integrity of our election system that has been destroyed by vote-by-mail ballots and voter fraud by restoring the in-person voting system that has worked for centuries in our country, dismantled of late by the increased use of unsolicited vote-by-mail.
    Ending corporate free-riding from anti-competitive market dominance and expensive government subsidies in critical industries including health care and drugs, technology, and provision of critical infrastructure through aggressive antitrust enforcement.
    Fighting for an immigration policy that puts America first, promoting an authentically skills-based system that preserves tight labor markets for low-wage workers and ensures that limited high-skilled visas fill the real gaps in our economy, not the needs of big tech companies on our coasts, and keeps us secure.
    Developing a strategy that allows for the United States to refine its overseas commitments over time without leaving power vacuums to foreign adversaries by encouraging allies to take greater ownership over their domains and helping to provide the arms to do so.
    Focusing on China as the predominant national security threat for the foreseeable future and ensure that it cannot rise into a world hegemon, while also clearly articulating what the United States expects of China for both countries to be able to coexist peacefully.
    Challenging the misconception that an America First perspective requires big government by noting that the same restraint a healthy people must exercise in controlling their appetites should reflect itself in frugality both at home and in government, instead of an endless multiplication of wants.

These and others will be our pursuits. We hope to give voice to the common, forgotten men and women across this great country, possessed with extraordinary intuition, who work hard, pay their taxes, and attempt to raise their families in healthy communities.

They have sensed for some time that something was increasingly wrong, and they have been ignored by their leaders. To those, both friend and foe alike, who think it’s too late, our adversaries are too strong, too much ground has been lost, we find comfort and resolve from those who have gone before us. Winston Churchill once reflected on some of Britain’s darkest days by reminding us that:

“In harsh or melancholy epochs free men may always take comfort from the grand lesson of history, that tyrannies cannot last except among servile [people]. The years which seem endless to those who endure them are just a flick of mischance in the journey. New and natural hopes leap from the human heart as every spring revives the cultivated soil and rewards the faithful, patient husbandman.”

Thankfully, for America, spring is coming. A restoration is coming. Join us.
Russ Vought is the president of the Center for American Restoration. He most recently was the director of the White House Office of Management and Budget under President Trump. Follow him at @RussVought.

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